2022 オープン戦観戦記 讀賣戦

2022年03月17日 | 日記
ゲーム前にドラゴンズワールド内、ドラゴンズミュージアムへ立ち寄った。
立浪監督、リスペクト展示。





3/15(火)
讀|000 000 002|2
中|400 110 00X|6
投手:小笠原(7)、谷元(1)、田島(1)
本塁打:木下


1回裏2死満塁、木下の満塁ホームランで初回に4点を先制この得点が最終的に決勝点となった。

しかし、ゲーム後の立浪監督のコメントは厳しかった。
「木下が本塁打を打ってくれたけど、その前に1点取っておかないと。まだまだ課題がある。いい展開で勝った中で反省しなければならない。」
4回裏1死二塁、岡林が3安打目となる中前タイムリーを放ち追加点し、5回裏には1死満塁から京田の併殺崩れで1点を追加し6-0。
先発・小笠原は7回被安打7、8奪三振100球でマウンドを降りた。ジャイアンツ打線を無失点に抑え開幕ローテに期待が膨らんだ。要所でカーブとチェンジアップと効果的な大人のピッチングは今シーズン楽しみでならない。

8回表は谷元が1イニングを3人できっちり抑えた。

9回表、田島は安打と四球2つなどで満塁とされたが、続く打者を三ゴロ併殺でゲームセットかと思われた場面で石川昴がエラー…。最低でも前で止めないと。攻守に精彩を欠いた。
バッティングでもストレートに差し込まれるシーンが多く見られた。相手投手に合わせて構えてる様でならない。〝さぁいらっしゃい〟くらいの準備をして欲しい。



3/16(水)
巨|000 103 000|4
中|000 000 000|0
投手:松葉(5)、藤嶋(1)、ロドリゲス(1)、岩嵜(1)、R・マルティネス(1)

先発・松葉は4回に1点を先制されたが、5回を投げ3安打1失点、安定感のあるピッチングを見せてくれた。開幕ローテ候補は本拠地開幕3連戦の2or3戦目を任されそうだ。

6回表は藤嶋は連打からの一発を浴びてしまう。良いボール投げていた様に見えたが…。セ・リーグで戦う相手はタイミングなどずいぶん分析されているのでは?

7回表、ロドリゲスはOP戦初登板。今シーズンはセットアッパーでの活躍が楽しみ。

8回表に岩嵜が移籍後バンテリンドーム初登板。ストレートMAX156㎞。常時150㎞超。力でねじ伏せた。
1イニングを見ただけど、すでに岩嵜にゾッコンで~す。
8回任せた!


9回表、竜のクローザーが調整登板。問題な~し。

今シーズンの7.8.9回はこの日の3人、驚愕の155㎞超トリオで決まりか!?
ここまでがこの日のゲームの収穫。
打線のことは何もいえねぇ・・・。

📍ゲーム観戦でちょっと感心した事。
この2連戦でセカンド・スタメンした讀賣の吉川尚輝の守備には目を見張るものがありました。
今シーズンから背番号を#29→#2変更し球団から期待されてる選手だと思われます。
彼は地元岐阜県(中京高→中京学院大)出身、2016年讀賣からドラフト1位指名され入団。
大学4年に日米大学野球日本代表に選出されている。本職は遊撃手。
入団後、チームには不動の遊撃手・坂本勇人がいるチーム事情から二塁手として出場が多い。
この頃の守備コーチ井端さんの指導を受けている。井端さん言く、「彼の持ち味がより生かせるのは遊撃手」「日本球界の未来の遊撃手」と評価している。打撃面においても、メジャーリーガー秋山翔吾選手に「ここ5年間で216安打以上を打ってシーズン最多安打を更新する選手がいたとすれば吉川が一番近い」と評価される程の選手みたいです。
まだまだ実績不足ではあるが、これ程までに評価され、讀賣のドラ1などからどうしても回りからちやほやされ自分を見失うのではと考えてしまうのだが、そんな事を微塵も感じさせない基本中の基本が出来ることに感心させられた。
と言うのは、投手が投げ打者が打つ瞬間、打球にいち早く反応し捕球する球際の強さを持つことは当たり前で、内野ゴロなどで他内野手が一塁でアウトを取りに行った投球を一塁手後方でカバーには入るのも当たり前。ここまでは普通プロの二塁手なら誰もがプレーすることだが、場面として相手打者が一塁に出塁し走者となった時、投手はセットポジションから捕手に投球→見送れば捕手は→投手にボールを返す時、吉川は必ずセカンドベースカバーに入っている。もし、捕手が投手に暴投でも投げれば、たちまち1塁走者はがら空きとなったセカンドベースを取りにくるのを防ぐ為。当たり前で分かっていても今時の選手はなかなかやらない。
1球1球必ずセカンドベース付近まで行ってグラブを差し出しジェスチャーをする。ボールが来ない時も常に右に左にしっかりカバーに入るなど基本を忠実に行う姿勢は野球選手のお手本だと思って見てました。




ドラゴンズ黄金期の二遊間を担った井端さんの教えからくるものなのか。実はこの光景を見るのは〝アライバ〟全盛期の頃に荒木選手(コーチ)がやってたプレースタイルです。ドラゴンズ強かった頃の〝アライバ〟はド派手なプレーが印象的ですが、基本のプレーも凄かったことを思い起こしました。
ドラゴンズの選手も見習ってもらいたいです。