中日ドラゴンズの戦力補強戦線異常なし…?

2019年11月03日 | 井戸端会議
『7年連続Bクラス決定に中日加藤球団代表が9/24、今オフの戦力補強を明言した。
DeNA戦後に報道陣に対応。「阿部を規定打席到達させ、若い投手を使うなど、(与田監督の采配を)総合的には評価している。ただAクラスに入る戦力は足りないと感じた。このままでは来年も同じ結果になる。オフに何か(戦力補強)できないか、監督と話す」と、トレードなどでの補強を行うと話した。』と記事があった。

今年のFA有資格者は90人。国内FA権保有選手35名/海外FA権保有選手55名となっている。
90選手のうち、海外FA権を行使したのは西武.秋山翔吾外野手(31)。
国内FA権を行使したのは、
西武.十亀剣投手(31)
ソフトバンク.福田秀平外野手(30)
楽天.則本昂大投手(28)
楽天.美馬学投手(33)
ロッテ.鈴木大地内野手(30)
の5選手。
十亀は西武に、則本昂は楽天に残留することを表明している。

また、各球団が期日までに発表した戦力外選手は102人。セ・リーグ41名/パ・リーグは61名。

まず、大島洋平外野手は保持している海外FA権を行使せず残留することが10/28に決まった。FA行使で揺れた大島がチームに残留してくれたことは非常に大きかった。球団は珍しくしっかり精一杯の誠意ある条件を早い段階から提示出来たことで不動の中堅手の流出は免れた。

10/1、以下の5選手と来季の契約を結ばないことを発表した。
引退表明し来季バッテリーコーチとなった武山真吾選手、他4名亀澤恭平選手、杉山翔大選手、友永翔太選手、近藤弘基選手。
非常に残念な選手ばかりですがチームの活性化の為、やむお得ない球団フロントの判断となりました。
あと球団は慰留を求めたが〝意味のない男気〟を見せ退団を希望したM坂投手の6名がドラゴンズを去る。
任意引退選手がいなかった為、他球団に比べると少数となりました。
新たにドラフトで6人の選手を指名し仮に入団することとなれば、行って来いのプラスマイナなしとするならば、現時点で支配下登録選手が67人。ほぼほぼいっぱいの枠となってます。本来なら2枠程を残してシーズンを戦って行くものだが…。
現時点で流動的なのは、外国人のアルモンテ、ロドリゲス、マルティネスの3人。
チーム構成を考えると、はたして新たな戦力を補強参戦する枠を確保出来るのか心配です。
いよいよ本格的に秋の嵐が吹き荒れるストーブリーグ本番となる。

①FA選手獲得
FA権利を行使した国内外選手は11/1が締め切りとなり、翌2日に宣言選手が公示され、3日から交渉解禁となった。
②トライアウト選手獲得
「2019.プロ野球12球団合同トライアウト」開催。
開催担当球団はオリックスで11/12に大阪シティ信用金庫スタジアムで行われる。

①について
報道などを見聞きする限りだがソフトバンクの福田、ロッテの鈴木大地、楽天の嶋(自由契約)、などをドラゴンズは獲得調査に乗り出しているとのこと。
【福田秀平 外野手(30=C)=宣言】
手薄な外野手陣、獲得出来るならば最高です。
Cクラスということもあり保証もないのでドラゴンズでも参戦可能です。
【鈴木大地 内野手(30=B)=宣言】
現時点で、獲得に興味を示しているのは讀賣、西武、楽天など。
鈴木と親しい某選手によれば「大地はできる限り環境を変えたくないようなので、移籍するなら在京球団を第一に考えるはず」とのこと。
保証してまで今のドラゴンズに必要選手なのか?
【嶋基宏 捕手(34=B)=退団】
ドラゴンズが楽天色に染まってきている。一・二軍監督以下コーチ陣が楽天球団出身者が多く近い将来の指導者候補生であり、地元選手でもある経験値の高い選手。てっきり裏で中日球団と楽天球団との間で話が出来てるのかと思ってましたが、ここへ来てヤクルト移籍濃厚ってか?

②について
トライアウト参加予定リストをから今のドラゴンズに必要と思われる選手。
【ソフトバンク 塚田正義 外野手(30)】
2016年、ウエスタン・リーグで116試合に出場し、打率.304で首位打者、124安打で最多安打、最多得点の85得点、最高出塁率.404。
ソフトバンクのレギュラー外野手は凄すぎる。柳田、中村晃、グラシアルなど。
控え外野手は上林、福田、真砂、江川、釜元などと熾烈に争ってた塚田。
他球団ならレギュラークラスの外野手ばかり。ファームのナゴ球での活躍する姿を見てる私としては是非とも必要な選手かと思います。

【西武 高木勇人 投手(30)】
三重県津市出身、高校は海星。社会人は三菱重工名古屋。バリバリの地元選手。
讀賣にFA宣言で移籍してきた西武の野上の人的補償として西武への移籍。
まだまだ十分戦力になる投手だと思います。

今オフ戦力補強を明言した中日球団代表は本当にチームを強くしたいと考えているのか?
他球団がどんどん戦力補強をしている中、チーム構成(支配下枠がいっぱい)も資金も人脈(国内外)も無い無い尽くし…。
現時点で来季のコーチングスタッフも決まらない中、チームの補強ポイントとなる選手を獲得出来るとはとても思えません・・・。