



透明「信じる信じないは別として

徳自翔縁諸事事項(とくじしょうえんしょじじこう)
っていう、碑文があの世には存在するんだけど、
人が生まれてくる時、人は自分の人生を自分で描いて
この世に生まれてくるものなんだ

その時、その事項内にある幸せの定義を使って
自分の幸せを描いてくるのだけど、その中のいち文にね

・徳をもって自我とし、願をもちて壱となすもの
壱は弐へ移行し、弐は百への移行とする

禅は善とし全となり、全は壱の翔縁とす

諸田「・・・全然わからん


透明「簡単に言うと

感じる部分が違い、自分にとっての幸せは
徳を積むことではじめて明確になる

幸せへの願いは、ひとつの事柄から始まり
多くを同時には動かすことは出来ない

ひとつの願いが叶えば次の幸せにつながり
それを続ければ、いつしか百の幸せに
つながって行く

ゆずる気持ちは善行を呼び、善行は多くの
幸せにつながってゆく

全ての幸せを掴み、自己を高みへと導くには
焦らずひとつの願いからはじめよ

ってことなんだけどね

諸田「ほ、ほ~う

フクロウかい

・・・おもろい

透明「ということは、幸せを掴むためには、まずひとつ

自分の幸せをキチッと決めて、目指すものを明確に
する必要がある

どれも明確な目標でなくてはいけないんだ

要は、どんなに幸明を持っていても、この明確な
指針がなければ、幸明を使えないっていう訳

それと、必ずそうなる

自分の可能性を信じる気持ちが大切

だから、その中でも、一番早く達成出来そうなもので
良いから、まずひとつの幸せの為に、幸明を使ったり
幸明を積むための行動をおこし、切磋琢磨する

そうすれば、自然と幸せはその人に訪れて、
次の幸せにつながって行くものなんだよ

諸田「なるほど~っ


何にしようかな~

透明「そうそう


何よりも、考えをまとめて行動すれば、
人間出来ないことは少ないものだよ

諸田「・・・先生

透明「んっ

諸田「誤解しないでね


先生は、色々な人に御守りとか作ってあげたり
してるって流奈さんに聞いたんだけど、
それって、自分の努力とは違うものじゃない

それでも、その御守りで幸せになる人が多いって
聞いたんだけど


透明「おおっ


それは、反則じゃないよ

私が作っている御守りの類は

全て徳自翔縁諸事事項に則って作っているもの
ばかりなんだ

する為の知識や知恵が沢山詰まっていて、
運気を上げるものなんかも、この事項に反するものは
作らないようにしている

合ったものを作って、幸せになる手助けになればと
想ってる


諸田「そっか~


最初、私先生に色々言っちゃって


本当は、簡単なことじゃないのにね

透明「



今日も、諸田さんが幸せの目標を決めたら
ひとつだけ手助け出来る御守りを作ってあげるよ

諸田「あっ



さいそくした訳じゃないの

透明「うん


諸田さんが、幸せに向かう為の一歩を踏み出したから、
その手助けをするためのものだよ

最初のままなら、御守りも上手く使えなかったと
思うしね

諸田「あ、ありがとう・・・。
私、決めました

素敵な旦那様


透明「くすっ


恋愛や結婚は、与えてもらうのを待っては
与えてもらえないもの

自分が与えてはじめて、与えてもらえるもの
だっていうことを忘れてはいけないよ

与える優しさや気遣いは、
相手からの愛情として返ってくるものだからね

諸田「うん



この後、私は諸田さんに出会いの時期や恋愛の話をし、
その助けになる御守りを作り彼女に渡してあげた

諸田「先生


また、報告にきますね

透明「待ってるよ~っ

諸田「・・・先生

透明「

諸田「先生は、与えすぎて自分の幸せ忘れてない

先生も幸せになってね

もし、路頭に迷ったら、私が幸せにしてあげるから
そん時は言ってね~

透明「あははっ



・・・余計なお世話じゃ~~~っ



諸田「あははははっ


まったね~~~っ


は~っ


って



この後、流奈からメールが届き

一応、認めてあげる


やれやれ


完
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