鬼人館・７

鬼人館・７


私達は、洋館の中の部屋を一つ一つ確認させて

いただきながら気配などを探っていた・・・。


透明「あっそういえば

　　　伊祁さん一つ聞いて良いですか」

伊祁「はいなんでしょう」

透明「あの、先ほどの老人は伊祁さんの・・・」

伊祁「あああの老人は私の祖父です」

透明「」


えっ祖父今、祖父って言ったよなぁ

あの老人が伊祁さんの式神なのか

確認しようとしていただけなのだが、

いやいや、まさかの祖父

あの人は式神・・・それに人間じゃない

祖父ってどういうことだ


透明「(あの老人が式神だということは、流石に

　　　私にバレているとは思っているよなぁ

　　　いやでも、もし分かっていなかったら

　　　だとすれば嘘をついたことになる・・・なぜ)」


色々と頭の中が混乱している透明先生


伊祁「くすくす

　　　陽明さんは頭が良いんやねぇ～

　　　色々と考えるのが癖になっているみたいだ。」

透明「えっ」

伊祁「あの老人は、祖父・・・のようなモノ

　　　というか、養父でもあるなぁ～」

透明「養父・・・彼に育てられた

　　　ということですか」

伊祁「そうだよ～おかしいかなぁ」

透明「い、いえ・・・」

伊祁「あっそっか

　　　普通に考えればおかしいよねぇ～

　　　だって、式神が養父とか・・・・

　　　変だよねぇ」

透明「」


突然、私の目を覗き込むように近づく伊祁さん

その顔には貼り付けたような笑顔がへばりついている。


透明「あ、あの～」

伊祁「な～に～」

透明「先ほど言っていたのって、アレですか」

伊祁「へっ」

透明「全身にウロコのようなものがある、

　　　一つ目の馬みたいなのが、舌を出しながら

　　　向かってきていますけど・・・。」

伊祁「ぎ、ぎゃ～～～～～っ

　　　あ、あれですあ～～～れ～～～っ」


そう叫びながら、突然走り出す伊祁さん

この人一体・・・。



　　　　　　　　　　続く・・・。




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お知らせ

仏符の件で、凸凹日記の記事を更新したので

是非、読んでみてくださいね～

仏符に関するお知らせ

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＞月見さん

阿弥陀符の説明ページの中でお話していますが、

現世修行を終えた後、霊界に帰ることさえできれば

阿弥陀様のおわす西方極楽浄土と呼ばれる

霊界の中でも極楽と言われる場所へ導いてくださいます

（霊界にいらっしゃることが条件）

基本的に、私のほうで祈祷しますので

阿弥陀符の所有者登録をしていただければ

法具のことを知らなくても極楽浄土の道筋は

得られますが、しっかりと霊界へ戻るという意味では

仏様の権能《安寧》の効果を沢山の人達に付与し

善行としての高徳を積んでいただけたらと思います

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