

透明「どうすれば、あの本体に届く

思考を張り巡らせる透明先生

まっすぐ飛び込んでもあの両腕に捕まるのは確実

上に飛んでも下をくぐり抜けようとしても
あの両手は、確実に私が本体にたどり着く前に
私の身体を握りつぶすだろう・・・。
嫌な汗が額からしたたり落ちる

これほどの脅威は久しく感じていなかった




透明「

いきなり右手が近くにある大きな机を掴み
私に投げつけてくる

透明「クッ

右手から放たれた机は弾丸のような速さで
襲いかかり、少し触れた額からは鮮血が飛び散る

六羽「ごしゅじんたま~~~っ


透明「だ、大丈夫


って、かすっただけでこんなに皮膚が裂けるのかよ

こりゃ~時間をかけるとこちらが不利になる

一か八か飛び込むか

鍛えてきた足の筋肉が盛り上がる

得体の知れない式神の懐に入るため、
たった一蹴り

全集中する

透明「(・・・・100%・・・行くぞ

揚羽「ちょ、ちょっと待ってください

透明「

黒揚羽の声が緊張した空間にこだまする

揚羽「〇×@:-#*!!
+>#*+!!<+>*@#!!」
透明「


でかした


ズッバン



溜めに溜めた力を、一蹴りに集約する

続く・・・。







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