

壊れた扉からソレは入ってくる・・・。
本体となる身体は小さく、バレーボール程度の
茶褐色の球体・・・足は無く、そこから腕が生え
その腕は手先にゆくほどに大きくなり、
左右の手は人間の子どもくらいの大きさを
持っていた・・・。
透明「(通常の生物の法則を無視かよ

どう考えても中央の球体が弱点だろうけど
あそこまで潜り込むには、この腕を
かいくぐる必要がある・・・。)」
揚羽「ご、ご主人

私は揚羽たちに手で奥へ行くように指示する




透明「えっ


突然その生き物は、両手を床に叩きつけ
飛び上がる

そのまま大きな両手は、私を狙い
振り下ろされる

「ザザ~~~~~ッ

透明「あ、あぶねぇ~


初弾はかわせたが、単純な動きのはずの攻撃が
これほどの脅威になるのか

人間の両手は本当によくできている

掴むこと、圧迫すること、叩くこと、殴ること
挟むこと、突くこと、千切ること・・・etc.
その上、力の強弱すら自由自在

これほどのツールはこの世界のどこを探しても
お目にかかることはできないだろう

そんな途轍もない万能ツールが人間の大きさで
存在しているとなれば

透明「流石に・・・これはヤバイかも・・・

得体の知れない生物が、じわりじわりと
にじり寄ってくる・・・。
続く・・・。







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