

透明「う~ん

この洋館のどこかに、自然発生した瘴気や
陰気を集める何かがあるのかもしれない・・・。」
揚羽「ですが、いくらモノが集められたとしても
式神として自然に化現することはできませんよねぇ

透明「もちろん

この媒体の用意は、何者かが行う必要がある

つまり、この館には伊祁さん以外にも
誰かがいるってことになるね

揚羽「それって・・・・。」
透明「まあとにかく、この子を調べて見よう

揚羽「そ、そうですね

私は、怪異の馬の身体に触れてみる・・・

怪異「

透明「大丈夫


怪異「・・・・・・・。」
言葉が通じるのか

少し安心したようにおとなしくなる

透明「(・・・・・・これ・・・呪符

異形の馬の身体、中心あたりに札のようなものが
あるのを感じる・・・これがこの子の媒体なのか

通常、式神は媒体の強度でこちらの世界に
化現できる時間や強さが変わったりする・・・。
透明「(この呪符が媒体となると、この子は
後数日しかこちら側にはいられない・・・
この子を作った者は一体、何がしたいんだ

六羽「ご主人たまぁ~


透明「そうだね・・・
あまり長くはこちらにいられないかな

六羽「かわいそうだよ~

なんとかできないの~

透明「うっ

揚羽「六羽先輩


六羽「ええ~っ



揚羽「私達式神にとってそれは・・・・。」
続く・・・。







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