


透明「さて、どうする

陣「やっぱり、義神(ぎしん)に頼むしか
ないよね

矢車「疑心

透明「ちゃうちゃう

そっちじゃなくて、義神というのは
日本の神様のご兄弟姉妹、義兄弟や
神系に連なる方々のことを言うんだ

矢車「えっ




ありゃりゃ、混乱しちゃったよ


透明「えっと・・・悟くんは神道に入って
神々のことを学んできたと思うけど、
神道における神様って、日本を中心に
考えてるよね

矢車「は、はい

透明「ただ、少し考えて見てね

神道を学ぶ上で最も大切な基本となるのが
「八百万の神々」(やおよろずのかみがみ)

神は環境、もの、自然全てに宿っていて
沢山の神々が存在しているという教義が
あると思うけど、これは一神教とは違い
多神教的な考えになるよね

矢車「はい

と聞かされています

透明「じゃあ、この神様という偉大な存在は
日本だけにいるわけじゃないのは分かるよね

矢車「あっ


透明「まあ、神道の教えを用いなくてもわかるけど、
神々は世界中に存在している

国が違えば言い方も違うし、宗教的な教えも
違うかもしれないけど、どの国も自国の
神様を奉っていることには違いない

そんでもって、神様同士は繋がっていて、
この世界に干渉するにも神様なりのルールが
存在するんだ

矢車「ルール

透明「うん

その土地を守り、国を守ることを優先する

つまり、土地を守ることが人々の安寧を守る
ことに繋がり、基本的な運や土地からの恩恵を
どう使うか


矢車「あっ


主になっているんだ・・・。」
透明「まぁ、そういうルールのもと、
その土地に奉られている神々は
直接的に人に干渉することは少ない

ましてや人間同士が起こした問題に対しては
関与することはあまりしないかな


ただ、見かねて少しお力を貸してくれる時でも
解決の切っ掛けを引き出してまではくれるけど、
そこからは自力で解決するように見守って
くださるのが殆どで、子の成長を見守る
親のような存在なんだよ

そのせいで、いつも人間を見て
ヒヤヒヤされてる神様も多いけどね

矢車「そうなんですね

なんか、本当に親みたいですね

透明「そうだね

さて、日本にいる神様はそんな感じで、
助けられることと、手を貸せない
助けられない案が存在する

そして今回の問題は、土地を守ってくださっている
神々に手伝っていただくことはできない

となれば、誰にお手伝い願うのか

悟くんは分かるかな

矢車「え~っと



続く・・・。
《参考記事》













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