

透明「(さて・・・どうしたものか


正直、初めてのケースで困惑気味の透明先生

稀に、前世の記憶を思い出すケースは
今までも何人か視たことがあった・・・。
もちろん私も前世の記憶がある一人だが、
今回のはそれとは全く違う

前世の記憶を持った者は、自分の人生ありきで
記憶を思い出す形となり、優先されるのは
現世の自分でしかない

しかし今回は全くの逆

完全に、前世の記憶に現世が乗っ取られて
しまっている・・・。
透明「(おいおい



身体を乗っ取られているのが憑依などであれば
祓えばすむことだが、玄馬さんも明穂ちゃんも
元を正せば、一つの魂でしかない

下手に玄馬さんの記憶を引き離そうとすれば
同時に明穂ちゃんの魂を傷つけることにも
なりかねない

透明「(やっぱり、確認するしかないか

私は、明穂ちゃんの後ろに視線を合わせる・・・。
透明「(明穂ちゃんの守護霊様

少しお話してもよろしいでしょうか

守護「・・・・うむ・・・。」
透明「(あの~っ

困ってしまうのではないですか

守護「困っておる


透明「(えっ


どうにかできませんか

守護「う~む・・・・

しばらく、沈黙が続く・・・

守護「・・・無理じゃな・・・。」
透明「(えっ


守護「残念だが一度、明穂を帰して、やり直しを
させるしかあるまいよ・・・・。」
透明「(いやいやいやいや


それだと明穂ちゃんが、途中で修行放棄と
なってしまうじゃないですか


それだけは、避けないと

守護「・・・しかし・・・私では、
どうすることもできん

確かに守護霊様は、今世の人生を管理する立場であって
前世に関しては、何の特権も持っていない・・・。
そうなると、やはりここは私が何とかしなくちゃ
ならないということか・・・

しかし、この状況・・・どうしたらいいんだ

・・・何か、何か無いか

続く・・・。







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