鑑定ファイル11/詩織さん(幽霊)5
詩織「生きているって」
透明「う~ん、だから詩織さんが」
詩織「あ~~~の~~~っ 頭が混乱してるのですが」
透明「さっき、色々質問したでしょ
あれはね少し確認したかったからなんだけど
もともと人は死んだらだれでも霊魂として身体から抜け出して
大体の人が自由になって色々な所に行くことが多いんだけど
必ず一度は強制的に身体の所まで戻されるんだ
それが、葬式と言う行事なんだけど、詩織さん
身体がしばらく動かなかったって言っていたけど
もし死んでいるなら、動かなくても強制力は働くから
一度はもどっていないとおかしいんだ」
詩織「ふんふん」
透明「それと、自分が亡くなる切っ掛けになった事故
最初に詩織さんがここに来た時の姿ほど
派手な事故ではないみたいだよ
頭を強く打って運ばれている様子は見えたから間違いなく
頭も腕も形的には原型は留めていたみたい」
詩織「じゃあ~何で無いんだろ~」
透明「これも推測で悪いんだけど、事故の衝撃で
魂がバラバラになっちゃったんだと思う」
詩織「バラバラ」
透明「でも、これはよくあることなんだ
事故やその他の事で、強い衝撃を受けて魂だけが
バラバラになっちゃってその場から
動けなくなったりする事もあるし
逆に生きていても、その衝撃で魂の一角が削れてしまって
片足が動かなくなることもあるんだ」
詩織「うわ~っ 怖いね~」
透明「・・・ まあ生きてる場合は魂が再生するまで
リハビリすれば戻るけど、亡くなってる場合は
バラバラになったパーツを集めないと
成仏出来ないから大変なんだ」
詩織「でもでも
私の頭と腕って何処にあるのかわからないんですけど
何処にいっちゃったんだろう」
透明「・・・。(あはは、なんだか調子狂うな~)
大丈夫だよ
頭と腕は今も詩織さんの身体の中にあるから
まあ、その御陰で一命を取り留めているんだけどね」
詩織「そっか~ じゃあ私まだ死んでないんですね~
よかった~」
透明「・・・(遅っ)
でも、早く身体に戻らないとマズイかも」
詩織「」
透明「魂の半分以下で身体を維持しているとしたら、
早くもどらないと残りの魂が消えてしまう可能性もあるんだ
だから早めに戻る方法考えて行動しないと」
詩織「え~っ また死んじゃうんですか」
透明「・・・。」
やれやれ
詩織さんの天然ブリに翻弄されながらも、
彼女をもとに戻す方法を考えつつ、話は次回に続きます
続く・・・。
詩織「生きているって」
透明「う~ん、だから詩織さんが」
詩織「あ~~~の~~~っ 頭が混乱してるのですが」
透明「さっき、色々質問したでしょ
あれはね少し確認したかったからなんだけど
もともと人は死んだらだれでも霊魂として身体から抜け出して
大体の人が自由になって色々な所に行くことが多いんだけど
必ず一度は強制的に身体の所まで戻されるんだ
それが、葬式と言う行事なんだけど、詩織さん
身体がしばらく動かなかったって言っていたけど
もし死んでいるなら、動かなくても強制力は働くから
一度はもどっていないとおかしいんだ」
詩織「ふんふん」
透明「それと、自分が亡くなる切っ掛けになった事故
最初に詩織さんがここに来た時の姿ほど
派手な事故ではないみたいだよ
頭を強く打って運ばれている様子は見えたから間違いなく
頭も腕も形的には原型は留めていたみたい」
詩織「じゃあ~何で無いんだろ~」
透明「これも推測で悪いんだけど、事故の衝撃で
魂がバラバラになっちゃったんだと思う」
詩織「バラバラ」
透明「でも、これはよくあることなんだ
事故やその他の事で、強い衝撃を受けて魂だけが
バラバラになっちゃってその場から
動けなくなったりする事もあるし
逆に生きていても、その衝撃で魂の一角が削れてしまって
片足が動かなくなることもあるんだ」
詩織「うわ~っ 怖いね~」
透明「・・・ まあ生きてる場合は魂が再生するまで
リハビリすれば戻るけど、亡くなってる場合は
バラバラになったパーツを集めないと
成仏出来ないから大変なんだ」
詩織「でもでも
私の頭と腕って何処にあるのかわからないんですけど
何処にいっちゃったんだろう」
透明「・・・。(あはは、なんだか調子狂うな~)
大丈夫だよ
頭と腕は今も詩織さんの身体の中にあるから
まあ、その御陰で一命を取り留めているんだけどね」
詩織「そっか~ じゃあ私まだ死んでないんですね~
よかった~」
透明「・・・(遅っ)
でも、早く身体に戻らないとマズイかも」
詩織「」
透明「魂の半分以下で身体を維持しているとしたら、
早くもどらないと残りの魂が消えてしまう可能性もあるんだ
だから早めに戻る方法考えて行動しないと」
詩織「え~っ また死んじゃうんですか」
透明「・・・。」
やれやれ
詩織さんの天然ブリに翻弄されながらも、
彼女をもとに戻す方法を考えつつ、話は次回に続きます
続く・・・。