設計事務所の裏窓

夫は建築士。設計事務所をやってます。
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キャッチボール

2005年07月13日 16時50分58秒 | 独り言
母の愛気づかず…両親殺害の少年、通帳の名義見て涙 (読売新聞) - goo ニュース

人の気持ちと言葉は相手とのキャッチボールで どうにでもなる。
自分が投げたボールと同じ速度で取ってもらえればいいが
相手がほんの少し早くボールを投げたり 或いは乱暴に
返球してしまえば キャッチボールは目茶苦茶になってくる。
それは自分が相手から受け取ったボールに対して
同じ行動をしてしまっても同様になる。

親は子供の為 今の生活の為と忙しく働き しかしそれは
全く子供には伝わっていなかった。
そして子供も 親の心の裏側を垣間見る事もなく 一番
自分を守るべき存在を自らの手で消してしまった。

まるでボタンの掛け違いが 膨らんだ結果のようで上記の
記事を読んで いたたまれなくなる。

親だから 子供だから「わかっている筈」は甘いのかもしれない。

他人には 大層気を使えても 自分の家族になるとそうはならない。
何も媚びる事や 何かしてあげる事ではないが 人と人としての
最低限言ってはいけないマナーだったり 最低限思ってやらなければ
いけない事を とかく「夫婦だから」「子供だから」
その一言で終わらせてしまっている事は 自分にも多々あり・・・
やっぱり家族を持つって単純なようで 人を成長させるような
そんな気もする。

一人で暮らしていたら・・・確かに寂しい。
でも 家の中という超プライベートな空間で 気持ちと
言葉のキャッチボールをする必要もない。
何しろ 一人だから。
勝手に自分の中でボールを自在に投げていればいい。
それを虚しいと感じるのか 幸せと感じるのか。
それは各個人の捉え方となるに違いない。

こんな記事ばかり目で追うようになったのは やはり自分が
与えられた家族ではなく 今現に作り上げた家族を持ち始めてからだ。

息子のボールを 夫のボールを 友人達のボールを 自分は
毎度 どんな感じで返しているのか・・・
考えると空恐ろしくなる。

恐ろしくなりながらも やっぱり一人でいるのは虚しいと
考えてしまうタイプ。

キャッチボールは一人じゃ出来ない。
今の自分は やはり誰かとキャッチボールをまだまだしたいようで・・・
いい球が相手に届くよう 今日も気をつけたい・・

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