設計事務所の裏窓

夫は建築士。設計事務所をやってます。
裏から眺めた感想、日々の独り言。
不定期便で頑張ります~!

空想願い

2007年08月11日 09時58分08秒 | 独り言
究極の親のエゴを持っている。
息子達には
「出来るなら サラリーマンにはなってほしくない」
なんて身勝手。なんてエゴ。

別にサラリーマンが悪い訳じゃない。
そして職業に優劣もない。
本人が納得して 他人に迷惑かけなければなんでもいい。
自分とは別個の個体、人格、人間。
本人が決める一生である。

でもでも 究極のエゴを言わしていただくと
「サラリーマンじゃない人生がいいなあ~」となる。
「働く」事自体 大変な事で その頃の時代も
予測がつかない。もしかしたら働ける場所が
あるだけいいという時代かもしれない。
だからこそ 何か好きな事が仕事になる人生なら・・と
思ってしまう。

考えれば 一流大学 一流企業、それを目指すのは
実は簡単。
まあ、本人の資質云々で絶対無理な場合もあるけれど
イチローさんを育てるより簡単な気がする。

「好きな事が 生活を支えられる」
それの方がうんと難しい。
本人の才能、努力、コネ、少々(?)の資金等々・・・・
あらゆるものが総合され そして その総合を
本人が使いこなさなければ意味はない。

いわゆる一流大学へ入れと願うより 多分
困難な願いかもしれない。
勿論 息子どもには こんな事は言った事もなく
母の空想願いなのだが。

若さって 宝石の原石のようだと思う。
なんでも変われる。同時に 単なる石ころにも
なってしまう。

石ころになってしまった 親の究極の空想願いである。