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家庭連合平和奉仕ボランティア隊キャプテン日記 in 復興支援

家庭連合平和奉仕ボランティア隊(UPeace)のキャプテンが、復興支援の様子や現地の声、感じた思いなどを発信します。

不安と緊張感に覆われた町

2013年02月12日 | 統一教会ボランティアキャプテンの日記

【2012年12月7日】

 その日は、統一教会平和奉仕ボランティア隊の第51陣の活動初日でした。

 作業が終わり、いつものように車に乗って移動していました。

 その時、マナーモードにしていたはずの携帯電話から受信音が出ました。

 

 【緊急地震速報】

 

 「おっ...来るか!?」

 最近は大きな余震が少なかったので、久しぶりにこの音を聞いた気がしました。

 画面上には 【震度5以上がおよそ30秒後】

 

 

(それから約30秒後) 『...グラ...グラグラグラ...』

 

 メンバーたち 「うわ~。」 「揺れてる揺れてる。」 「これ大丈夫?」

 

 

 揺れが収まった後、ニュースでは

 【宮城県石巻市は震度5強 津波警報が発令されました】

 その時私たちは車は、たまたま海の近くを走っていた時だったので、一瞬車内に不安が広がりました。

 (写真は、大きな余震が来る10分前に撮ったもの)

 

 

 

メンバーたち 「結構揺れましたね。」 「えっ?どうしよう」

         「本当に30秒後でしたね。」 「この揺れ大丈夫ですか?」

 幸いにも、私たちは緊急地震速報をキャッチした瞬間に海から離れたので、余震後すぐに安全な場所へ避難できました。

 

 しかし、避難している最中も、ひっきりなしに緊急地震速報を知らせる携帯電話の音が車内に鳴り響きました。更に車の窓を開けると、津波警報のサイレンが町中に鳴り響いていました。その光景はまさに、3.11を思い出させるような、町中が緊張感に包まれたような状況でした。

 

 

 津波警報が発令されて10分後...

 道路は一瞬にして長蛇の列、信号が青になっても進まない、あっという間に大渋滞。

 「これなら、歩いた方が早く避難できそうだ...」

 「もしかして、ここは道路じゃなくて駐車場か?」

 そう思ってしまうくらい、不思議なくらいに車が動きませんでした。

 

 

 余震から1時間後、半島の方で50cmの津波を観測

 2時間後、近くの漁港で30cmの津波を観測

 3時間後、津波警報は解除されず

         ...その日は、独特な不安と緊張感が街を覆っていました。

 

 

 【津波警報が解除されました】

  その情報は、テレビのニュースで知りました。

 

 その場にいた皆は、まるで一つの戦いが終わったかのような心境になりました。


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