震災から3年経った(2014年3月)頃に、被災地に住む数名の方から聞いた話をまとめました。
『復興は、もう終了したんですか?』
…遠方の人から、よく聞かれるフレーズだよ。
2011年7月 (災害から4ヵ月後)
↓ ↓ ↓
2013年3月 (災害から2年後)
この場所に元々あった町を(100)として、地震と津波で一面ががれきになった町を(-100)とした時に、この町に住んでいる人に聞くと...
〇ボランティアが持ちやすい印象
「震災直後(-100)と比べると、ガレキがほとんど無くなった(0)ので、だいぶきれいになりましたね~。」
「元々のイメージ(-100)と全然違った(0)ので、安心しましたよ~。」
(良かった・安心した・ホッとした…等)
〇地元の人が持つ印象
「震災前(100)と比べると、元々の町が無くなったまま(0)なので、まだまだこれからだな...。」
「これだけ頑張っても、あの頃(100)に全然戻ってない(0)からね。これから先、不安だな...。」
(心配・不安・ため息をついた…等)
2011年3月末 (災害直後)
↓ ↓ ↓
2012年4月 (災害から1年後)
↓ ↓ ↓
2013年3月 (災害から2年後)
元々あった家(100)が、津波で壊れてしまい(-100)、新しく再建した(100)という人に聞くと...
〇ボランティアが持ちやすい印象
「被災して住めなくなった家(-100)が、こんなに早く新しい家(100)になるなんて、すごいですね。」
〇地元の人が持つ印象
「元々の家(100)が震災以降ずっと住めなかったんだけど、やっと元(100)に戻って、ホッとしたよ。」
『復興は、もう終了したんですか?』
・・・と聞かれた時、最近はこう答えてますよ・・・
『正直、まだまだですね。おそらく、本番はこれから だと思いますよ...』
話を聞きながら私が感じたのは、ボランティアと被災者との間の温度差でした。
...これを、少しでも埋めていきたいと思いました。