家庭連合平和奉仕ボランティア隊キャプテン日記 in 復興支援

家庭連合平和奉仕ボランティア隊(UPeace)のキャプテンが、復興支援の様子や現地の声、感じた思いなどを発信します。

3.11「祈りの風船」

2013年04月09日 | 統一教会ボランティアキャプテンの日記

 3月10日から11日にかけて、東日本大震災の犠牲者をしのぶ追悼式と追悼イベントの手伝いをしました。

 メインは、犠牲者に思いを寄せた風船を2日間で1万個飛ばすというものでした。

 

主催したスタッフの方は、

 「本当は、震災で犠牲になられた方の人数分...つまり2万個位の風船を飛ばしたかったんです。でも、実際はその半分の1万個しか準備できませんでしたが...。」

と少し残念そうに話していました。

 

 “絆”、“ありがとう”、“祈り”...など

 

 風船を膨らませてみると、これらの言葉が大きく書かれていました。更に、途中で割れて地面に落ちてもゴミにならず、土に帰る特殊な素材で作られた風船だったので、安心して飛ばすことができました。

 

 「復興祈願」

 「いつもあなたのことは忘れません」

 「みんなでがんばろう」

 「全国のみなさんありがとう」

 「これからも応援し続けます」

 「はやく復興しますように」

 「おとうさん、みまもって下さい」

 

 犠牲になった方たちへの思い、これからの心境、被災地に対する願いなどのメッセージを短冊に書き、風船の紐の先に付けて飛ばしました。予め、市内の小学校などから集めたメッセージ入りの短冊は約3000枚ありました。

 

 3/10は強風の為、午前中で作業が中止になりましたが、3/11は終日作業を行うことができました。

 3/11は震災の起きた午後2時46分に黙祷がありました。

 

 当日は、追悼式に参加し自分で短冊に思いを書き記して、風船に付け自分たちで飛ばす人も多かったです。また、会場に来たくても当日来場できない人のために、短冊に書き込みたいメッセージをファクスや電子メールで受け付けていました。

 

 

 イベントの途中で、人がたくさん来た時は、集まった人たちでタイミングを合わせて、数百個単位でまとめて風船を飛ばしました。風に乗って飛んでいくカラフルな風船は、見ていてとてもきれいでした。

 

 

 しかし、風船を飛ばせば飛ばすほど、これだけ多くの人が犠牲になったのかと思うと、その悲しみの大きさも伝わってくるようで、祈りにも似た心境になりました。

 小学生の子供たちが、心を込めて書いた短冊を風船に付けてる姿が印象的でした。癒されきれていない心と、前向きな元気な心がいっぺんに伝わってくるようでした。


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