魚沼WEBニュース

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言葉よりも迎える心が大切

2009-02-20 | ニュース

外国人観光客の受入の澤氏講演

374_7434 湯之谷温泉郷・尾瀬ルート活性化委員会(富永三千敏会長)では「訪日外国人旅行者受入接遇研修会」を2月9日、魚沼市地域振興センターで開催した。
 この研修会は、「地域で外国人観光客の受け入れ準備に取り組もう」と、昭和57年から外国人受け入れを始め、下町の外国人宿としてテレビ、ラジオ、雑誌等に紹介されて評判となっている澤の屋旅館館主の澤功氏を講師に招いて開かれた。
 外国人客を積極的に受け入れている旅館の全国組織「ジャパニーズ・イン・グループ」の会長を平成10年まで務め、15年には観光カリスマに認定されている澤氏は、澤の屋が外国人を受け入れる経緯から語り始め「東京の宿は今や外国人抜きに経営できないので、どこでも受け入れている。これから地方も同じになってくる」と外国人受け入れの必要性を指摘した。
 また、「最初は一番障害になるのが言葉だと思ったが、言葉が一番障害にならなかった。言葉が堪能であるよりも、迎える心が大切。外国人を受け入れると思いがけないことも起きるが、やっているお客さんに悪気が無いことがわかると気にならなくなる」と述べ、トイレの使い方や定価販売でない国の人は必ずまけてくれということ、笑顔をお客の気分を害する時があることなどの事例を紹介。「小さな旅館でも、街と一緒にやれば大きなホテルと同じ機能があり長期滞在も受け入れられる」と語っていた。