市内7庁舎で「打ち水大作戦」
魚沼市では8月12日、市役所各庁舎で「魚沼打ち水大作戦」を実施した。
「打ち水大作戦」とは、風呂の残り湯や下水処理水などをヒシャクやジョウロを使い、みんなで一斉に打ち水をすることにより、ヒートアイランドや暑い夏の都市の気温を少しでも下げようという試み。「真夏の気温を下げられる」「ヒートアイランド対策に効果をあげる」「真夏の電力エネルギーの節約になる」などの効果が期待される。NPO法人等で構成される「打ち水大作戦本部」が実施を呼びかけているもので、今年で6年目となる。
魚沼市では普及率99%を超える下水道の再生処理水を利用して気温を下げることや、水の循環を通じて快適で潤いのある都市活動を支え、地球環境の保全に協力するため市役所庁舎で行なわれることになった。
打ち水は、堀之内企業庁舎を含む市内7庁舎で実施され、この日の12時50分になると職員が玄関前に出て、あらかじめバケツなどに用意されていた再生処理水などをヒシャクやジョウロを使って庁舎前に撒いていった。
作業は10分ほどで終了。この日作戦に参加した職員は合計141人。打ち水に使われた再生処理水は3500リットルで、各庁舎で計り方に違いがあるものの、打ち水の後は1・5度から5度ほど温度が下がった。