泡のあるしあわせ

二次創作サイトです。

<映画感想>スーパーヒーロ大戦GP 仮面ライダー3号

2015年03月23日 | 電王語り
4年待ちました。
諦めた時もあったけど、「いつか、きっとどこかで」と待ってました。

おかえりー!侑斗!!&デネブ


中村くんの俳優復帰作が、ゼロノスで本当に良かった。
役も、役者も愛されてて良かった。

今までは終わったものしか追いかけることしか出来なかったけれど、今ようやくリアルタイムで彼を待って、そして見ることが出来ました。
一人の俳優さんにこれほど入れ込んだ事がないけれど、そう思える人がいて「楽しい」と思える日が増えて、幸せです。(←判ってます、判ってますよ~。イタイ人だってのは)

そんなゼロノス復帰作。スーパーヒーロ大戦GPの感想です。



まずは順不同、ネタバレオンリーの箇条書き感想から


◎侑斗!
◎侑斗はなぜいつも物陰から出てくるのか
◎侑斗はなぜ3号黒井を監視してたのか
◎電ライナーは「今」の時の運行を守っていて、ゼロライナーは「ライダー」の時の運行を守ってるの?
◎橘さん・・・というか校長、またサクッと裏切ってますね。清々しいですよ。ある意味
◎たき火のシーン、思わずまた侑斗とデネブが野宿してるのかと思ったよ。
◎ゼロノス弱い・・・・
◎そもそも、侑斗もパラレル世界の侑斗なの?
◎剛が改変された時間に取りこぼされたのは明らかにおかしい。4号で明らかになる?
◎V3との対決、「3号気取り」って
◎侑斗が貼り付けられてたから、カーレースのシーンでマシンゼロフォーンがいなかったのね
◎侑斗が大人桜井みたいに上着重ね着してた。あれ、シュミなの?
◎「記憶こそが時間」懐かしいセリフに、胸がいっぱい
◎ブラック!ブラックカッコいい!!
◎ブラックは時間変革で帰ってこれなかったの?
◎次郎さん、動きキレっキレですやん。まだまだ現役なんですね。しびれました。


もっと見てる時はいろいろ思ってたんだけどなぁ。
興奮しすぎて忘れてます。
今回は侑斗フィルターが掛かってるので、いつもより感想甘いです。


今回の映画、一番納得できなかったのは、ギャレンが変身解除して橘本人の素体に戻ったのに、それに刃を向けるゼロノスにめちゃ違和感ありました。
彼は「人間」を殺したりしない。
黒井だって倒したのは、あくまで「仮面ライダー」なんだから。
あのシーンは見たくなかったなぁ。

あと「終わりよければすべてよし」で、良心が戻ったからいいでしょ?的なライダー同士の「裏切り」はやっぱりやだな。
「戦い」はある時もある。
「勝てば正義、負ければ悪」その時、最善の正義が相容れない時はあるかもしれないから。
戦うのは彼らの使命だから、その理由についてまで文句を言うつもりはない。
けど、「裏切って」欲しくはないんです。
ディケイドは別だけど。判ってるから。そこから彼は平和を守るライダーだから。


侑斗を物語の中心にしてくれていたのは、嬉しかったけれど時間改変が起こったからゼロノスが動いていたのか、それは「あった」ことなのか。
侑斗は誰の記憶を辿って、あの時間にたどり着いたのか。
もう少し、ゼロノスが関わるきっかけか理由を見せて欲しかった。
それは4号で明らかになるのかもしれないけれど。

映画は映画。だから。


今回はファイズがちょっと扱い軽かったなぁ、とは思いましたがこれはこれで、とても楽しかったです。
ボチボチ春の映画は「1号、2号」「ショッカー」から離れてもいいのかも。
しっかり平成ライダーだけでも楽しい、そして興奮する物語を作れると思うんだけどなぁ。
それか「俺たち2号(サブ)ライダー!」なんて映画も楽しそうだけど(笑)

とりあえず4号の3話完結を楽しみに待ちます。

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ライダー映画 舞台挨拶に行ってきました。&映画感想

2014年07月20日 | 電王語り
映画の舞台挨拶に行って来ました。


登壇順は

ラピス→ミッチ→こうた→戒斗→ザック→城之内
衣装は
ブルー系の服 黒系の服 ベージュのジャケットに短パン! 白黒のシャツに短パン! 上下白のさややかカジュアル 役に近いピンクのジャケットだったかな?
画面で見るより岳くんの背は低さを感じないのですが、ザックがイケメン!すげー爽やかなイケメン。
豊くんは髪ももっしゃーでキャラとは一番落差ありすぎ。
素、なんだよね。素。

さて、ご挨拶。
ほとんどは「今日は楽しんでくださいね。あれ?かぶった?」なんて言葉。
その中でも、このお二人。

主人公岳くん。変身ポーズのように手を上げながら

「ここからはわいのステージやでぇ?」

って、大阪弁ちゃうし。言葉そのものも、イントネーションも。


客席からのミッチー~の声掛けに

「黒ミッチです。通常運転です。はい、今週も黒かったですね。もう通常運転」
と。
時間が早かったので放送を見れずに家を出たのですが、帰宅後見れば本当に黒い。
黒いし…病んでるし。


見どころの話。
やはりサッカー。豊くんが…な空気。
「僕の見事なシュートシーンも見てください」のミッチーに「いや、お前出てないだろ。みんな探すから!」
と突っ込んでたのは、ザックだったかしら?


登壇者が関西人ばかりな話。
岳くんとミッチーが関西じゃない。急に関西弁でしゃべる豊くん。
だが、ビミョーに違和感。
城之内は大阪に帰ってこれて嬉しいと散々岳くんにモノマネされてたけど、アレ新喜劇なんだろうか。

再び映画の話。
見どころを順番で。ほかの人忘れた(!)けど、ザック。(ザックばっかりやな。別に贔屓ではないけど…)

「ウチのペットがね~」
「ペット?」
「ペコ!」
「ある意味ペットみたいではあるけど」

チームバロンの突っ込み。
ペコが変身するって話。

二人が隣あっているので、顔見て話するんだけど、始終ニコニコと(アホの)笑顔を振りまいている豊くん(褒めてます)とはまるカイトは正反対。
ザックの方がもうボスな雰囲気だよ。


ミッチはこう、離れしてるね。
話の振り方も引き取り方もしっかりしてる印象。
カイトは…なんとゆうか、たくさん話をしてくれ場の雰囲気を盛り上げてくれてるけど、キャラとの違和感が。
バリバリですよ。

前回も思ったけど、レポ難しー。
ムスメが横にいるからいきなりメモすのも憚れる。
愛が足りないのかしら。

ほんの少しの時間でしたが、本当に楽しかった。
これはファイナルツアーがあればチケット取らなきゃ。
できればユグドラシルチームで見たいなぁ。





以下映画本編の感想ネタバレあり、箇条書き。順不同。


◎陣さーん!(まずそれかい!)何の役的なポジションだったのでしょうか。お金が欲しいそうですが。
◎話的に違和感ごりごり。うまく説明できないんだけど…
◎ムスメが呉島にーさんの髪型が違うと気が付いてた。
◎ミッチーはなぜラピスとは一緒にいなかったのに、ラピスの世界に飛ばされたの?
◎戦争シーンが長くて萎える。というか吐き気するよ。アーマードライダーの戦いだから見ることに抵抗はないけど、黒影でもない生身の人間の戦闘シーンはつらい。そして長かった。
◎初瀬ちゃんは本編でも「力が欲しい!」と言っていたけど、ペコもそう思ってるの?あれはペコの本心?
◎舞・・・ヒロイン必要ないのじゃ?役どころとして必要なシーンなかったよ…。
◎うん、金田監督の作品だよ。うん。好きだけど。
◎いつも映画で出てくる大御所さま。今回はなんだろう、物語の引き締めにはならなかった。出番が少ないから?
◎サッカーでゴールで勝利って!えーーーー???
◎サッカーありきだし、パラレルだから世界観が違いすぎて(わかってるけど)物語が結局終着がわからなかった。
◎馬!馬のシーンすごいよ!

あんまり書くことなかった・・・。面白かったんだけどね。
オマケトッキュウジャー。

◎ヒカグラ!いい!
◎レディとライトの運転席(でいいの?)のシーン。見つめ合うシーンにきゅんきゅん。ちゅーしちゃえばいいのに。
◎パンダは獰猛なんだYO!
◎あっという間に終わっちゃった!でもぎゅーっと濃縮されてて夢があって良かった。


凱武は本編もあと少し。
フルーツで武将なんて「ねーな!」と今年も思ってたけど、すごい楽しんでます。
きっと未来が悲しいものばかりでないことを願うばかり。
まだまだライダー熱は冷めず。
最終回まで楽しみます!
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<ライダー感想>仮面ライダー×仮面ライダー 鎧武&ウィザード天下分け目の戦国 MOVIE大合戦

2014年01月10日 | 電王語り
明けまして、おめでとうございます。

昨年はあまり更新もないブログにお越しくださり、
また11月より更新どころか書庫もロックしてしまい
せっかくお越しくださった方に読めない状況を作ってしまい申し訳ございません。

このまま閉鎖も一時期は考えましたが、更新がない時期も、ロックを掛けた時期もたくさんの方にお越し頂いておりました。
それを思うとロックも解除し今まで通りパスワード制で運営して行こうと思います。


ただまたパスワードを検索されていたり、目にあまる行為があった時は対処を考えなければならないと思います。

更新がたびたびあるブログではありません。
ひっそりとひとみっこの、おーきの世界の隅っこで生息させてください。


今後もどうぞ宜しくお願い申し上げます。



さて、新年一つ目の記事はライダー感想です。
例によって例のごとく、ネタバレオンリーです。
御注意ください。

冬の映画、movie大戦。
旧ライダーは最終回が終わり統括編、新ライダーは初めての主演映画。
ディケイドの頃から始ったmovie大戦。ここ最近はいつもどこか残念感があったのですが
今回はいい!楽しかったし、疑問や残念感のない映画でした。

鎧武はまぁドタバタ感はたっぷりでしたが、ウィザード編。
うん、本当に本当の最終回。
納得の最終回。


<約束の場所>
コヨミそのものの「ホープ」の指輪を眠らせる為に旅に出てる晴人。
最強の力を得たい「オーガ」によってその指輪の思念からコヨミが作られて。


いつもなら「オーガ」に感情移入できないと言うところですが、そんな些細な事は気にならない。
だってこれは晴人とコヨミのラブストーリーだから。

希望って言葉は未来を指す言葉なんだと思う。
けれど今回、晴人とコヨミの間には未来なんてなく、過去しかない。
これぞ「過去が希望をくれる」なんじゃないのかしら?

過去しかないのに、その過去が今を生きる晴人に力を与え、希望を見出す。
心のどこかでコヨミそのももの「ホープ」の指輪を手放したくないと、手放せない晴人が
最後に見つけたのが、自分のアンダーワールド。
そこにいるコヨミは自分だけのコヨミで。
そのコヨミに指輪を預ける。
あの指が薬指なら良かったのに!でも、これはプロポーズなんだよね。

もうコヨミはいない。
なのにあの晴人の晴れ晴れとした笑顔が良かった。
決してハッピーエンドではない。くどいけどコヨミは死者だ。
安易に生き返らせたりせず、死者としてでも晴人の心の中で生かす。
それがきっと納得できた大きな理由なのかもしれない。

続きが気になったり、その後を知りたくなったりってのも物語には必要だけど
今回のウィザードは綺麗な最終回だった。
私はその後の彼らを知らなくていい。


あと、いくつか箇条書き。
◎仁藤、かっこよくなったねぇ。キマイラとの会話がいいわ~。
◎ちちんぷいぷいの魔法がまさか・・・。最後の最後でイラン子卒業だな。
◎ウィザードが最後にエンゲージするのが晴人。最後のゲートなんだ。
◎やっぱり高岩さん、かっこいい!
◎ウィザードの姿での白い魔法使いを後ろからぎゅっ。こんな絵初めて見た!
◎↑このシーンで晴人の素体にすぐ切り替わったけどコヨミもそうして欲しかった~。イメージでいいから!


<戦国バトルロイヤル>
こちらはテレビシリーズそのままのドタバタ感たっぷり、そしてサービス満載。
戦う理由、戦う意味、戦って得るもの、それを常に考えなければ戦う理由はないのが鎧武。

このまだまだ悩める鎧武に比べると、ウィザードのそして晴人のふっきれ感、頼もしい。

まだ全体的に子どもの喧嘩に見えてしまうけど、今後彼らはどうなるのかな。

あとは箇条書き。
◎イワさん、迫力ありすぎ!バースのイメージカケラもないやん。
◎ケンゴ・・・。弱そう・・・・。色白すぎてなよっちぃよ・・・。
◎テリヤキ夫婦!相変わらずで嬉しかった。一番そのまんまだったんじゃないの?
 欲を言えばアクセルに変身して欲しかった。
◎呉島にーさん、弟が素面でうろうろして目の前で変身してるけどスルー?
◎キマイラ雑食?
◎イエヤス、あまりにもちゃらい。ちゃらすぎる。それではいい事言っても響きません。
◎また新しいオモチャ(変身ベルト)ですか・・・。


全体的に「ん?」という所、武人の世界というところで本編とは違う世界だったから
伏線かな・・・どーなとんだ?と思うことも少なかったので、純粋に楽しめました。
この調子で、どうか春の映画を。
でもなー。ライダー同士はもう戦わなくてイイヨ。


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<ライダー感想>仮面ライダーウィザード インマジックランド

2013年08月07日 | 電王語り
ちょっと熱の冷めつつある、ライダー。
映画も特典ソフビも買うつもりがありませんでした。

夏休みと言う事で、とりあえず映画に行こうと親子三人で出かけてムスメの意見はモンスター大学より魔法の国でした。


ハマって初めてかも。何の予備知識も見ないで映画を見るのは。
いつも公式サイトやら口コミやらを見てたので。
正直ライダーの映画には期待してなかったのですが、今回久しぶりにアタリでした!


以下ネタバレあります。(だらけです)
御注意ください。















まず夏の映画は二本立て。
戦隊モノはキョウリュウジャー。今回はテレビ見てないです。
監督が誰がしているのか、脚本が誰なのかまったくの予備知識ありません。

今回の映画はミュージカルタイプなんだとか。
のっけからアイドルコンサート。に乱入する悪者たち。
アイドルだから、ピラピラでもいいし、白のニーハイでもいいんだけど。
でもなんだか・・・ものすごい趣味を感じるぞ。
悪役のレディースもやたらセクシーで露出高いし。
と、思ってたらそのままスタッフクレジット。
ラストに監督のお名前、坂本監督だったのか!

思わずダンナと顔を見合わせ、「やっぱりな」と頷き合いました。
本当に、絶対領域と胸の谷間好きだよな~。



そして、ライダー。ウィザード。

ココ最近のシナリオにちょっと不満だったのですが、今回話が良かった!
なにより、悪役の理由が世界征服ではなかったから。(まぁ、ある意味世界征服が理由のヒトもいましたが)
思った順にダラダラ書きます。


ヒトと同じになれない。ヒトに言えない秘密がある。


私は私。
ヒトと同じじゃなくても、私を見てくれて認めてくれる人がいる。
だから一人で立てる。

私は王。
ヒトと同じじゃない。魔力を持てないただのヒト。
ヒトは私が絶対的な魔力を持っていると信じている。だから私を王として見る。
なのに、魔力は、ない。
もう、一人はいやだ。



ヒロインこよみと、マヤ大王の苦悩。
同じ思いなのに、周りにいるヒトによって違ってくる環境。

マヤ大王の苦悩は結局はヒステリーみたいなもんだから、すごく幼稚ではあるんだけど。
そこから物語に「意味」が肉付けされて、人間味が生きてくると思えるんだよね。
だから「世界征服」が理由だけだと、話に奥行きがない気がする。



今回マジックランドではハルトとコヨミだけが元の世界の住人で、仁藤くんすらもマジックランドの人間。
誰も二人の事を知らない。

元々知らない人にも調子のいいハルトはともかく、別の世界の人間であってもリンコちゃんも、シュンペイも
今は知っていて頼りにもしているから最初から構えないコヨミがすごく新鮮だった。
物語が着実に進んでいるんだと、改めて思ったりして。


ファントム三人組。
まさかのフェニックスさん、登場!
ウッホー。これは本編で復活のフラグですか?
楽しみ~♪


スーアクに永徳くん、復活!
オーガが永徳くんだとは思わなかった。
知っていたらちゃんと動き見てたのに~。
これほどまでに動けるように復活したのは嬉しいな。
次のライダーは沢山登場するらしいので、復活するのか2号??

陣内さんはかっこいいな。
やはり長く俳優をされている方が出ると画面がビシっと締まるというか。
重さが加わるのでゲストは毎回キャリアのある方がいいな。


夏の映画だけど、次のライダーのお披露目はなかったし
今まで手に入れた魔法石の力を一挙ご紹介もなかったな。

少し中だるみをした印象もあったけれども、楽しく最後まで観ることができました。

テレビ本編もあと少し。
最初の期待感はすっかり薄れていますが、それでもラスト楽しみだな。






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<ライダー感想>「仮面ライダー×スーパー戦隊×宇宙警察 スーパーヒーロー大戦Z」ともう一つのヒーロー

2013年05月02日 | 電王語り
何度目かの電王を視聴しています。
何度見ても見飽きない。ストーリーが毎回新鮮でまだ発見がある。
すごい番組だったんだなぁ・・・とつくづく思います。

さて、春の映画です。
スーパーヒーロー大戦Zです。

今回は現役のライダー、ウィザートとキョウリュウジャー、それとギャバンの映画。
メインはギャバン。というより、主役ギャバン。

スーパーヒーローだけど、現役ではないヒーローはゴーバスターズがちょろり、とゴーカイシルバーだけ。
ある意味正しいけれど、せっかくの大戦なのに、お楽しみキャラが一つもない。
去年はディケイドだったのになー。

東映さんはたくさんのヒーローを生み出して、それを見て育っていた子どもがいまは親だ。
懐かしいと思う人もいるし、初めて見たと思う人もいる。
それで「知っている」を前提に1時間半の映画を作るにはムリがあるような気がする。
それでなくても大戦だから沢山のヒーローが登場するのだから、名乗りだけでも相当時間を割く。

ギャバンは去年リメイクされて新しいヒーローとして映画にもなった。
でもテレビシリーズとして枠はない。
だから見てる人は多くはないのだと思う。

知らないから面白くないと言うわけじゃない。

人間はいろいろな側面を持っていて、発見があったりギャップがあったりして感情移入したり共感する。
ヒーロー大戦はわくわくする。
けれど、そこに物語はない気がして、後に残らない。


好きだからこそ、残念。

ライダーは今一年の間に映画がヒーロー大戦を含めると3作品ある。
ヒーロー大戦に向けて話を作ってくれないかな。
もちろん話一つでも楽しめるけれど、三作続けて見るとより楽しめるような。
1時間半という短い時間で出来る事は限られている。

「見せること」「引き付けること」「楽しませること」「物語として楽しむこと」
そして「戦うこと」

どれもチョットづつだからどれもチョットづつしか楽しめない。


春の映画に、「アイアンマン3」がある。
このシリーズが今とても楽しくて、続編を待ち望んでいるしこの映画も楽しかった。

よくよくワタシはヒーローが好きみたい。


アイアンマンはアベンジャーズシリーズの一つだ。
アベンジャーズはアイアンマン、ハルク、ソー、キャプテンアメリカが映画になっている。
どれも一つの物語として完結していて、けれど他を知るともっと楽しくて、集合するのがアベンジャーズ。
スーパー戦隊もそんな作り方をしてくれないかなぁ。

このシリーズで好きなのは、悪役が悪役として敵になる「理由」があるのだ。
最近のライダーの映画では理由がわからない。
「世界征服」それしか見当たらない。
電王での「さらば」なんかは死朗には恋人ともう一度生きた時間をやり直したいという理由があった。
個人的な理由でいいんだけど。

アイアンマンである、トニー・スタークは苦悩している。
自分が武器商人であったことに。
父親を越えられないことに。
そして、アベンジャーズで戦ったことでの恐怖心に。

簡単に戦っているんじゃない。
戦うたびに悩んで苦しんでいる。けれど最後にはそれを乗り越えて敵を倒す。

そこにヒーローへの共感があって、憧れになる。

少しだけ長い2時間という時間の中でとても満足して納得できる話がある。



マネをしてほしいワケではないけれど、方向が少し変わってくれるのを願っている。

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電王感想 TVシリーズ 1~2話

2013年03月30日 | 電王語り
Gayoをチェックすると、時々無料視聴で見たいものが見れたりします。
最近はおーきのアニメ。
で、電王もヤ●ーのプレミアム会員限定で、数話だけですが無料で見れます。
なので喜んで視聴。

電王は何度も見ているけれども、最初の頃はどうしても流して見ていることも多くて細かい部分まで見てなかったことがたくさん。
いろいろ気になったこともあったりしました。


第1話 「俺、参上!」 


アバン、まったく見覚えがなかった・・・。
光の玉(イマジン)を追ってデンライナーが走る。
本線から分岐して追いかける、けれどもそれも空しく「今」の時間へと抜けてしまった。
引き返し本線に戻るデンライナー。
食堂車にはオーナーとハナ。

最初からデンライナーはイマジンを追って、ハナさんは時間を守るために覚悟をしていたよう。


で、本編。
ミルクディッパーには人が多いし、三浦クンは思いつめてるし、愛理さんは美しいけどちょっと怖い視線を投げてます。
まだあの「望遠鏡」にクローズアップもされてない。
愛理さんはこの後を考えると、かーなーり「ちゃんと」した女性。
とらえどころのない、「記憶を失った」ことすら知らない女性じゃない。ちゃんと自分の足で立ってるって印象。
役のイメージが変わってゆくなんて、たくさんありえることだけど、まだそれほどまでに「過去」の自分と「今」の自分が離れきってないんだとも取れる。
まだゼロノスのカードは「今」の時間には使われていなかから・・・だとか、なんとか妄想も出来る。

確定してない物ごとなんて、1話目と考えるとたくさんあるんだけどすごく気になったのは砂が落ちるタイミング。
イマジンが憑いてないのに、憑きそうなタイミングですでに砂を撒き散らしているのはなんで?

けどハナさん、かわいいよね。ほんと途中降板が残念でならない。



第2話 「ライドオンタイム」


アバンでモモタロスが実体化。
オープニングでモモタロスダンスも。

本編。
1話からの続きなんだけど、モモタロスの立場って?
話が進んでわかることだけど、「憑く」人間を決めて指示を出している人間がいて「カイ」なんだけど。
モモタロスは勝手に良太郎に憑いたの?
「特異点」だとわからずに。カイの指示で憑いたようには感じられない。
モモタロスは端からカイの指示を無視して、でも自分の時間を手に入れたいから適当に良太郎に憑いた、でいいんだろうか。
人間を襲う立場のモモタロスが「面白そう」「これが俺のやりたかったこと」だと理由をつけてイマジンと敵対するんだけど
カイの影響力ってどれだけあったのかな。
モモタロスは自分の好きなことをするために、カイに付くフリをしてとりあえず「今」の時間に飛んで憑く人間を探してたのかな。

バットイマジンはかなりカイに、そして依頼者に忠実に「望み」を敵えようとしてるんだな。

そしてバトル。
忘れてたけど、イメージが暴走して巨大化するって後半では殆どないけど、初期の頃はあったなぁとちょっと懐かしい。

まだまだ食堂車は寂しい感じ。

この話で「帽子の男」(桜井さん)登場。まだ良太郎はその存在に気がついてない。
この時から桜井さんは岡野さんが演じていたのかな?


「やらなきゃならないって事だけはわかったよ」

良太郎が電王として戦いに身を投じる決意の言葉としては、優しい。
でもあまりにも良太郎らしいセリフなのかな。
どこか冷めたというか、自分には頓着がないというか。

「ちょっと、ほんのちょっとだけ」と過去を変える(良い方向に)
タイムトラベル物のセオリーとして、「ちょっとだけ」でも過去に介入するのはご法度。
ほんの少しのことで未来が変わってしまう。

けれど電王の世界では時間に影響が出るのは「電王」のみ。
死に目に会えなかった人が死に目に会えた。だから何かが変わるわけでもなく、「ただそれだけの事」なんだ。
テツオの人生に「母の最期に立ち会えた」という時間があった、ただそれだけ。

この特異点以外のヒトに優しい設定が好きだ。
救われるから。赦されるから。
けれど特異点を含む、彼らの周りはあまりにもその事実が重い。

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<ライダー感想>映画 「仮面ライダー×仮面ライダー movie 大戦 アルティメイタム」

2012年12月13日 | 電王語り
冬の映画です。毎年この時期なのでなんとなく誕生日に映画ってなノリですが。
アラフォーというより、不惑に片足つっこんでるおばちゃんが嬉々としてライダー映画に行くって・・・。
とは自分でも思ってますが、楽しみだからいいの。



で、今回の映画。
坂本監督が「絶対領域」にすんごくこだわっているのがよくわかりました。
エロは金田監督だけでイイデスヨ。ホントにもう(笑)


以下ネタバレオンリーの記事です。御注意を。













<フォーゼ>

インガのナイスバディは前回よりデフォルメされてますね。
谷間というよりその丸みがエロイです。そのうえにあの汗。
流星とはオトナな関係なかおりがぷんぷんしますよ?
「ピンチを自分の力で切り抜けるオトコが好きなの」って(ちょっとウロ覚え)そんな目で見ちゃダメー!!
日本を離れている間にイロエロありましたね?流星くん。

その流星くんもアクションはすごいけど、作りこみすぎて声が低すぎだし目は半目だし。
5年後の設定だけど、どうも違和感が。

主人公弦ちゃんも、いくら生徒と友達になるって言ったって生徒に「弦ちゃん」と呼ばせちゃイケマセン。
天高の先生ズは相変わらずで良かったけど、宇津木先生にあれだけ尺を取るならライダー部にもっとちゃんとスポットを!!!!
一番知りたかった5年後の姿、生活ってアレだけなの?
サイン会を開く友子の前に現れた流星のスマイルと人前で抱きつく友子の大胆さにびっくりしたけど、
友子ちゃん、そのオトコ知らない所でオイタしてるよ?呪っていいと思うよ。

賢吾とユウキはもうちょっと、こう、含みでいいから持たせて~!!!
この二人の空気っぷりはなんか泣けてきた。
というかフォーゼ組みみんなが空気なんだけど。どうしてなんだろうか。

ナデシコきたー!は唐突だし、ユウキはあの帰還船に一人しか乗ってなかったのか。
アクマイザーがどうしてユウキが乗っている帰還船をあれだけ執拗に狙っていたのか不明だ。

でも声を出して言いたい。ライダーは変身ベルトを自分で捨ててはイカン!水の中ならまだしも溶鉱炉の中だなんて。
ダメ。ゼッタイ。
賢吾は許してもおばちゃんはゆるさん。


<ウィザード>

時間が経つにつれ・・・・記憶が曖昧になってきた。
ので、記述間違い多々あるかと思います。

ほう・・・ウィザードの魔法は便利だねぇ・・・・。
時も越えちゃ今後デンライナーの出番が(うっ、自分で言って泣けるでぇ)
でもこれでうまく時間を繋げたよね。フォーゼの5年後とウィザードの現在が繋がっていたらすごく不自然だもん。

凛子ちゃんのアクションはうん、まだまだって感じでカワイイ。
ハルトはうーん、吹き替え多そうだな。弦ちゃんはほぼオリジナルなんだろうなーって、いつも思いながら見てたけど。
アンダーワールドだからなんでもアリなんだけど、どうして五年前にあの少年達をアクマイザー達が狙ったのか。
超能力的な力を持っているのをあの頃から見出したのか、その後持ち始めたのか。
その繋がりがイマイチすっきりしないよ。

子ども向け作品だってのは、よくわかってる。
けれどもオトナがこれだけ夢中になるのはやはり物語に厚みだったり、深みがあったりするからなんだと思う。
悪は悪で世界征服を狙う、だけじゃつまんない。
悪にも、そして周りの人間にも意味を。物語を付けて欲しい。
そしたらもっともっと、妄想と想像が広がるのに。


◎オーズ
ゲストだから出演は一瞬。変身シーンもないのにあの存在感。
立ち回りうまくなったよねぇ。弦ちゃんのアクションは身が軽いけどエイジのは腰が据わっていてカッコイイ。
贅沢をいうなら変身も見たかったな。



ウィザードパートはポワトリンに目が行って、物語があんまり記憶に残ってないや。



<アルティメイタム>

リングが~!えらいズルイことになってるな。
まっ、メダルもスイッチもそんな感じだったけどね。
それぞれの変身シーンもかっこいいけど、なでしこの扱いすごいね。
変身前のアクションもかわいいな。弦ちゃんとうまく組んでやっつけてたら面白かったのに。

変身後、バイクに乗って行くライダー達。
なでしこのバイクに違和感があるなと思ったら、アクセルに乗ってるの?
竜くん、後で所長に怒られるよ?っていうか、よく乗せたよね。

途中までは肉弾戦だったのに、最後の最後はお約束のCG大戦。
これでいいの?ほんとに。
ライダーの敵は巨大化しなくていいです。



ラスト。
ええええええええっ!それはアリなの?アリなんだ・・・・。
うん、伏線ビミョーに張ってたね。だけどね。
夢を壊しすぎるのも考え物だよ。

そしてエピローグ
五年前の弦ちゃんにフォーゼドライバーを返すハルトの背中がなんかいい。
隼にしなだれかかってる美羽に違和感。
賢吾とユウキはもっと!こう、なんかひっついて~!!
流友はいたっけ?


フォーゼの5年後から始まった物語。
彼らの姿が見れて、また彼ららしい進路で、変わらない結びつきが見ることができて良かった。
けれどもう少し余韻も欲しかったなぁ、なんて思うのです。
インガもナデシコも良かったけれども、彼らはあくまでゲストキャラ。
だからもっとライダー部を見たかったな。

フォーゼは男性にはあまりウケが良くない印象だけど、私はスタイルというより彼らのキャラクターが好きだ。
戦いに行く流星にかわって、友子を守るのは相変わらずJKだったりとか。
会長はモデルなのに前面に立って戦うし。
弦ちゃんは弦ちゃんだし。弦ちゃんと賢吾は言わなくてもわかってたりするし。
見てるだけで明るくなる、そんな彼らが大好きだ。
フォーゼドライバーはもうないけれども、きっとこれらもずっとライダー部であることは変わりないんだろうし。

もちろん「うーん」と思うことや「もっと」って思ったりするけど、楽しい映画だった。
映画は娯楽。
難しいこと考えなくても、楽しめたらいいんだよ♪


と、思ってたのに・・・・・。
次の映画はギャバンVS戦隊&ライダーなんですか。
大戦はねぇ、全部出さなくてもいいよ。ってか「超・電王」の枠はどこに行ったの???
ゴーバス&ゴーカイジャーは平日に一人で見に行ってこよっと。
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かーなーり、悲しい

2012年09月26日 | 電王語り
いつか、きっと未来で!
そう笑顔で言っていたのは、良ちゃんだったかな?


ずっと復帰を心待ちにしていた俳優の中村優一クンが引退発表しちゃいました。
知らないうちにフェードアウトしているよりはずっといいけれども。
社会復帰できるまで体調が回復しているのは喜ばしいけれども。

一度でいいから彼をリアルタイムでスクリーンで、テレビの画面で見たかった。
彼を知った時は、すでに休養に入った後だったから。
私は彼の後姿しか知らない。


仮面ライダー、ゼロノス。
彼のゼロノスとしての役柄も、本人がゼロノスをとても大切にしていたのも好きだった。


彼が何に悩み、何を考えて未来を見たのかはわかりません。
出した答えがいっぱい考えて、考えての事ならいいのだけれども。

残念。今はそれしか思いつかないや。
寂しいや。
ヤフーニュースでのコメントがたくさん付いていたり、急上昇キーワードで名前が上がっているのを見ると嬉しいのやら、悲しいのやら。


いつか、未来で。
もう、それを願うことはできないけれども。
彼がどこかで元気に笑えているなら、それでいい。
少しそれは、強がりな気持ちだけど。


優一クンが決めた道を応援しているよ!
大丈夫。キミはかーなーり強くて優しい人だから!!

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<ライダー感想>さぁ、ショータイムだ♪

2012年09月03日 | 電王語り
フォーゼの最終回から一週間。
流友も余韻も少し薄くなりつつある九月の日曜日。
始まりましたよ、新ライダー『仮面ライダー ウィザード』


予告の印象は、ライダーがめっちゃ高岩さんだっ!
なんつーか、「キバ」?
しつこいけど、魔法はずるくないの?でした。



そんな先入観をもちつつ、さて一回目です。
脚本とパイロット監督はサイトで予習済み。戦隊系の方だそうで聞き覚えはありませんでした。


◎オープニング
一回目に見た時はスタッフクレジットを見るのに一生懸命だから気がつかなかったのですが
今までのようにオープニングのビデオはなく、アバンのストーリーが続いてました。
だからなのか、曲の印象もまったく残ってませんでした・・・。
久しぶりの男性ヴォーカルなのになぁ。



◎チャラ男系?
主人公のハルトは知り合って間もない女刑事を「リンコちゃーん♪」と馴れ馴れしい。
本心は隠しているって設定らしいけど、ウブだったり人見知りだったりではなさそう。



◎マントぴらぴら
ライダーのアクション。マントを翻すシーンが多いからかキック系中心。イマイチ魔法も使い方がわかるようでわからない。
あれがずぅーっと続くなら高岩さんは大変なんだろうなぁ。


◎敵キャラ
ゲートな人間を食って現れるファントム(ちょっと違う?)ずっと近い人だ思っていたのに、実はファントムでした。
って設定はファイズのオルフェノクやカブトのワームを思い出させる。
そもそも「ファントム」って言葉自体も「ファンガイア」なキバちっくだし。
10年以上も続けていけば、似たような設定になってしまうのは仕方ないのかな?
まだボスキャラ、そして狙いというか悪の野望は見えてこない。
悪役に意味を持たせて欲しいなぁ。

◎アンダーワールド
これは電王を思い出したよ。過去の世界ってね。
絶望と希望がメインテーマだそうですが、そう簡単に人間って絶望するかなぁ・・・。
今回のリンコちゃんが絶望した理由もなんか弱いよね。
一体どれだけの人間がゲートになるのかわかりませんが、もっと絶望するまでを濃く描いて欲しいな。


◎期待
魔法使い+ライダーっていうので、拒否反応的に初回を見ましたがフォーゼよりも設定を作り込んでいるようなので
これからの展開、味付け、広がりを期待してます。
オーズやフォーゼは「あれれ、あれれ」と自分の意思とは関係なくライダーとならされたようでしたが、今回は自分の意思で最初からライダーとして登場。
なぜ彼はゲートを飼いながら絶望せずに生き残り、魔法使いになったのか。
その謎はこれから解き明かしてくれるそうなので、楽しみにしたいと思います。


◎恋しい
ウィザートを見て、なぜかずごく電王に会いたくなりました。
私は電王=侑斗(ゼロノス)なんですが、今回に限っては良太郎。
しかも物語が進んだ良太郎ではなく、初回の電王ではなくプラットフォームに変身する良太郎に会いたくなりました。
なんでだろう・・・。
少し醒めていたDVD全巻がやっぱり欲しくなりました。お小遣い溜めようっと♪



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<フォーゼ 流友> 王子さまとオバケとオオカミと

2012年08月31日 | 電王語り
注:イキオイで書いたフォーゼの流友デス。語りではなく、二次創作です。
  イキオイなので脈絡はありません。
  時系列もなーんも考えてません。













怖がってくれないかな。
今ではすぐに振りほどかれなくなった、重なった二人の手を見ながら小さくタメ息を漏らす。
いつもならそんな小さな変化にすぐに気がついてこちらが降参するまで突っ込むのに、今は気がつく様子もない。

お化け屋敷。


アチコチで悲鳴が聞こえる。
殆どが女性。時々男の、怯えた声。
けれど横を歩く彼女は飛び出してくるそれらに驚きはするものの、怖がりもせずどこまでが作り物なのかと
まじまじと下から見る。


「わ~。ちゃんと傷口までリアル・・・」
「さっきのに比べて、メイクが雑ですね」


暗闇で彼女の顔は全部は見えないけど、わかる。
ランランと輝いている。はずだ。いつも以上に。
純真無垢なその瞳で、相手はゴーストの姿をしていても人間の男を嬉しそうに見つめて。


「ほら、そんなにまじまじ見るから困ってるよ」


くんっ、と軽く繋いだ指に力を込めると、それだけで彼女の重心は流星にかかる。
けれど倒れないように、躓かないように適度に力を加減して先へ促す。


「うわわわわ~!たすけて!はやぶさくん」
「ユウキ、そっちは行き止まりだ」
「美羽、だ、だいじょうぶ、だ。おおおおおおおお・・おれがついてる」
「もう、だらしないわね。なんなのみんなして。これはつくりモノでしょ・・・・・って。ぎゃあああああ!血っ!血っ!」
「会長~。色気のない悲鳴っすね。でも強がってるのは可愛いっすよ」
「オレはオバケとも友達になる男だっ」



つねに、近くで遠くで聞こえる仲間達の声にもうひとつタメ息をつきたくなる。
誰が言い出したのか、ライダー部員で来た遊園地。そのアトラクションであるこのオバケ屋敷に入ったのだ。
気を利かしたのか、どうなのかほかのメンバーはオレ達を置いて勢いよく突っ込んで行き、友子と二人のんびりと進んでいた。

友子と二人、こうしてここにいるのはいい。
今は(ゴーストに取り囲まれているが)二人きりだ。
ここを出れば、またあの賑やかさに巻き込まれる。

いつも。だから。
友子はオレを怖がらない。
いつまでも男としてではなく、薄い恋心を抱いてくれているのだとは自覚していながら、けれど仲間、なのだ。
常に隣にいて、一緒に帰って、こうして手を繋ぐ程度には特別な間柄。とはいえ、
彼らと共にいる限り、仲間から少しだけ飛び出しただけの関係。


本当に、本気で。
彼女は警戒心が足りなさ過ぎる。
時々そう言うと、彼女はケロリとした顔で「でも、なんか思う時はちゃんと気をつけてますし、わかります」と言う。
自分の悪霊センサー頼み、だなんてそんな理由だけで納得なんかできない。


「みなさんも楽しそうですよね」

あの悲鳴を聞いて、楽しそうだと言えるのは友子だけだろう。
まだまだ続く暗闇。そして次々に襲いかかるバケモノたち。

怖がって欲しい。
暗闇を。そうすれば遅い時間に出歩くこともなくなるだろう。
バケモノとはいえ、男を。友子に集まるその視線をわかってほしい。みな君を見る時はオトコなんだ。



暗闇を恐れオレを頼ってくれればいい。
オトコに警戒心を持って、俺をオトコとしてみて欲しい。


「友子ちゃん」
「どうかしましたか?流星さん」


次のエリアに入る前の、何もない、何も起こらない。
けれど閉ざされたような暗闇の中で、足を止めるとつられるように友子も足を止める。
そうして腕に少し力を入れると、とん、と胸にぶつかってくる体を抱きとめる。

「えっ?」

と疑問を口にする、その瞬間に重ねる唇。
暗闇の中でもわかる、驚きに見開いた瞳。何が起きたのかわかった瞬間に暴れる体を封じ込めて。
小さく息をついで、もう一度深く合わせる。
ゆっくり味わうように、唇を食んで離すと耳元で囁く。



「友子ちゃんの悪霊センサー、感度落ちた?ゴーストに襲われるまえに、目の前にいるオオカミに御注意」


そうにっこり笑うと、解放した腕でボカボカとオレを叩くけど。
やっぱりキミは一人にできないな。

こうしてずっと、舌なめずりしたオオカミと一緒にいてもその気配を感じることができないのなら。
悪霊センサーだけでは心もとないからね。






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碧のひとりごと

ライダーのカップルが好きです。
フォーゼでは賢吾とユウキもいいのですが、やっぱり世間的にも人気なこの二人。
ゴスなのに(?)純真で、無垢で、無防備な友子ちゃんに。いろいろ怖がって欲しい、そしてもっと危機感を抱いて欲しい
流星クンのお話。
もう少し糖度高めの、キザを三枚ぐらい乗せたかったのですが無理だったわ・・・。
いつかはPWのお部屋に移動するかも、です。

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