ウェネトさまの館

ようこそいらっしゃいました。
ビスうさ・ウェネトと申します。
どうぞごゆるりとおくつろぎ下さいまし。

羽耳うさ日記★羽生結弦「GIFT」ライブビューイング【追記あり】

2023年03月02日 20時48分20秒 | 羽生結弦くん

お久しぶりでござる。
本日は、ウェネトさまの弟分である拙者、蒼羽がブログ更新つかまつる。

2月26日、「Yuzuru Hanyu ICE STORY 2023  GIFT」のライブビューイングを観て、近場のホテルに2連泊してきたのでござる。

まずは「GIFT」のライビュ話から書くぞよ。


https://gift-official.jp/

昨年12月、「PROLOGUE in HACHINOHE」千秋楽のライビュを観に行った時、最後にスクリーンに映し出された「2.26 GIFT 東京ドーム」の爆弾発表。

あの広い東京ドームならチケット入手できるであろうと楽観し、遠征気分を味わうべく、帰宅してすぐドーム近くのホテルに予約を入れようとしたらば、既に満室になっておった。結弦人気恐るべし。
で、なるべくドームに近い所で、全国旅行支援割引を利用できるホテルに2連泊の予約を入れた次第。

ところが!チケットの抽選販売に悉く落選し、リセールなどでも入手叶わず、ドームで観る野望は潰えてしもうた(号泣)

後はライビュの抽選販売に賭けるのみ。
穴場と予想した映画館を第1希望で申込んでいたところ、無事当選して安堵の涙を流したのでござる。
指定席は、たいそう観やすい良いお席でござった。嬉しいのぅ。

ライビュの前に糖分補給して、脳味噌をシャッキリさせねばの。

前置きが長うなってしもうた。

『GIFT』は、スケーター史上初の単独東京ドーム公演。
羽生結弦の制作総指揮で、演出にMIKIKO、映像にライゾマティクス、音楽監督に武部聡志が加わり、東京フィルハーモニー交響楽団とスペシャルバンドによる生演奏。

東京ドームに3万5000人、国内及び海外の映画館のライブビューイングにも数万人、ディズニープラスで世界中にライブ配信もされるという地球規模の、一夜限りの豪華なショーなのじゃ。

昨年11月、結弦くんプロ転向後初の単独アイスショー「PROLOGUE in YOKOHAMA」を生で観た時、今後これ以上に素晴らしいアイスショーがあるじゃろか、と思うたものじゃが・・・

結論から申しますると、「GIFT」はそれを更に超えた、フィギュアスケートの歴史に金字塔を打ち立てる素晴らしいショーでござった。

映画館のスクリーンに開演前の東京ドームが映し出されると、大きなアイスリンクの上に巨大スクリーンと巨大な両手のセット、リンクの周囲になにやら仕掛けめいたものがたくさん。

そして、みっしりみっしり埋まった3万5000人の人人人!
観客に配られたシンクロライトは、曲によって色が変わり、3万5000個の光がドーム中に溢れる光景はたいそう美しいのじゃった。
ううう、拙者もこの中のひとり、もとい、1羽になりとうござった(涙)

構成は、12曲の演技を、GIFTの物語の映像で繋いでいくという流れ。
「PROLOGUE」の時より曲数は増え、映像が流れている短時間にお着替えで、結弦くんは息つく間もないのじゃ。

演技は勿論、演出も映像も、東京フィルの生演奏も、音響の素晴らしさにも驚愕。
素晴らしさのあまり記憶も飛んでおるが、披露されたプログラムをザザッと記しておくぞよ。

【前半】
★《火の鳥》
ステージ中央が割れ、翼の付いた赤い衣装を身につけた結弦くんがリフトで降臨。
リンクサイドに本物の炎が吹き上がり、その中を舞う美しい結弦フェニックス。
拙者、1曲目で鳥肌立ちまくり(うさぎじゃがの)、最後まで正気を保てるか危惧したのでござる。

★《ホープ&レガシー》
お供のEが、2017年の世界選手権の映像を観て号泣したプログラム。
演技もプロジェクションマッピングも美しく、特にステップからの3Fが神じゃった。

★《あの夏へ》
「千と千尋の神隠し」のハク様が大好きなのじゃが、ヒラヒラたなびく衣装で舞う結弦くんは、ハク様以上にハク様じゃった。

★《バラード第1番》
オリンピックの時より美しさが増しておる気が。4T-3T素晴らし過ぎる。

★《序奏とロンド・カプリチオーソ》
昨年「PROLOGUE」で観た、試合のような6分間練習からのプログラム(その時は《SEIMEI》だった)をまた観たいと思うておったから、煌々とライトがついたリンクにジャージ姿の結弦くんが登場して狂喜乱舞。

が、ジャージの衿元からロンカプ衣装がちらりと見えた途端、もともと青い拙者の顔が、更に青くなったのでござる。

ロンカプは、北京オリンピックで4Sが氷の穴に嵌まってすっぽ抜けたプログラム。
ここで失敗する訳にはいかぬはずなのに、体力も消耗したであろう前半の最後に、まさかのフル構成で持ってくるとは!

ご本人のプレッシャーもハンパなかろうが、拙者の緊張感もハンパない。
昨年プロ転向の記者会見で、「毎回毎回緊張できるような、もう本当に、全力でやってるからこその緊張感みたいなものをまた味わってもらえるような、あのスケートを常にしたいと思っているので。」のお言葉を、この場面でも実行するとは。

冒頭の4Sが綺麗に決まり、ノーミスで演技を終えた時、ドームもライビュ会場も興奮のるつぼと化し、拙者も感涙にむせんだのじゃった。

この後、製氷の為の40分休憩があったが、ここで結弦くんのインタビュー映像を流されたのも素晴らしいアイデアじゃ。
休憩もしっかり楽しめたぞよ。

【後半】
★《レット・ミー・エンターティン・ユー》
バンド演奏によるレックレからのレミエン、演出も派手派手で、結弦くんは真のスーパースターじゃった。

★《阿修羅ちゃん》
普段こういったジャンルの曲は全く聴かぬゆえ、Adoの《阿修羅ちゃん》も初めて聴いたのじゃが、完全に中毒になった新プログラム。
(そういえば結弦くん、10代の頃「フリルを着た阿修羅」と呼ばれていた事もあったのぅ。)

氷上でスケート靴を履いているとはとても思えぬ、キレキレダンスの人間離れしたカッコ良さ。
上半身の部分ごとの複雑且つしなやかな動き、足は高速ステップ、アップテンポな曲に完璧な音ハメ、結弦くんのダンスがこんなに進化しておったとはのぅ。

振り付けは誰なんじゃろか。舌を売ったり墓を掘ったり、最初から最後までツボな振りがてんこ盛りじゃ。

細身の赤シャツ、青ネクタイ、黒パンツという衣装も、結弦くんのスタイルの良さを際立たせておるし、デコ見せの髪型もカッチョいい。
レックレ~レミエン~阿修羅ちゃんという流れも最高じゃった。

数日経った今日になっても中毒治まらず、あのダンスが目に焼き付いたまま曲が脳内をグルグルし、現実世界に戻って来れぬのでござる。

★《オペラ座の怪人》
そしてマスカレイド(BGM)からの《オペラ座の怪人》という流れもツボじゃが、阿修羅ちゃんで激しく踊りまくった後にこのプログラムとは、凄いのぅ。
オペラ座の大シャンデリアが揺れ落ちるなどの映像も素敵。
ラストの仮面外しのポーズもまた観られて嬉しいのじゃった。

★《いつか終わる夢》
「PROLOGUE in YOKOHAMA」で生で観たプログラム。
熱帯魚の如き衣装の結弦くんの美しいスケーティングから湧き出るプロジェクションマッピング。

★《ノッテ・ステラータ》
美しくて大好きなプログラム。
ショーの最初に赤い不死鳥で登場し、最後に白鳥となってリフトで天に去ってゆく演出も良いのぅ。

エンドロールでは、《僕のこと》の演技映像が流れまする。

【アンコール】
結弦くんはグッズのボアブルゾンを着て登場し、共演者たちを紹介。
武部聡志がこのショーのために作曲した「GIFT」を演奏する間、またお着替えに戻るのじゃった。

★《春よ、来い》
武部聡志のピアノが流れ、ドーム中がピンク色に染まる中、《春よ、来い》を披露。夢のようじゃ。

★《SEIMEI》
アンコールが2曲あるのがありがたい上、東京フィルの生演奏で《SEIMEI》が流れて大興奮。
拙者がこの衣装を着るほど大好きなプログラムじゃからの。
結弦くんもしっかり衣装を着て登場し、ステップを披露。感涙じゃ。

【フィナーレ】
《水平線》が流れ、結弦くんは歌いながらリンクを周回。
最後にマイクを外し、「ありがとうございましたーーー!」と叫ぶのじゃった。

3時間弱、12曲をノーミスで演じきる体力と気力、そして、振り幅の大きさと進化し続ける凄さ。
いったいどれだけ練習を積んだ事か・・・うるうる

結弦くんは、ファンが観たいものがはっきり分かっていて、しっかり観せてくれるのも凄いのでござる。
素晴らしいGIFTを、ライビュでしっかり受け取ったぞよ。

結弦殿、本当にお疲れ様でござりました。
心から御礼申し上げ奉り候。

そして拙者の切なる望み!
円盤化を!円盤化をお願い致しまするーーー!!!

結弦くんは休む間もなく、今月10日から3日間、宮城でのアイスショー「notte stellata」を行うのでござる。
体操の内村航平も出演なさるとの事で、どんなショーになるのかワクワクじゃ。

さすがに宮城までは行けぬからのぅ(行けてもチケット当たらぬ)、またライビュに応募しておるのじゃ。
当選発表は明日。当たりますように当たりますように・・・∞

ライビュの後の近場お泊まり話は、また明日書きまする。

★おまけ話
『蒼い炎Ⅲ』やっと読めたでござる。

実は拙者の名前「蒼羽」は、『蒼い炎Ⅰ』の「蒼」から頂いておるのじゃ。
『Ⅳ』も待ち遠しいぞよ。

★【追記】3月4日
いまだに中毒から抜け出せぬ《阿修羅ちゃん》、あの天才的な振り付けは誰なんじゃろかと思うておったが、羽生結弦公式YouTubeチャンネルのコミュニティに今日、
「『阿修羅ちゃん』は僕の振り付けなんです…」
と、ご本人のコメントがあり、腰を抜かしてしもうた。

振付師としても天才だったとは!
「あんたわかっちゃいな~い」の歌詞通り、全然わかっておらんかった拙者の墓も掘ってくだされ~。
YouTube動画を!更に『GIFT』円盤化を切望いたしまする~!