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外国入国でのエトセトラ!

2009年07月27日 | 入・出国手続き
前回までは、
日本の出発や機内でのあれこれを
ご紹介いましたが、
いよいよ外国での入国です。

外国の空港に到着すると
到着案内(Arrival Information)に沿って、
入国審査カウンターに進みます。
ここで、
税関(Custom)や入国審査(Immigration)、
検疫(Quarantine)を受けることになります。

まずは検疫。
最近は新型インフルエンザの影響で、
検疫風景がテレビなどでも放映されていましたが、
通常は、世界保健機関(WHO)が指定した
伝染病の感染地域からの出発便や経由便の搭乗者に行うものであり、
ほとんどの国からの便では必要ありません。
だから気づかずに通り過ぎてしまうことがほとんどです。

次に入国審査。
外国人パスポート(Foreign Passport)と
表示されているカウンターに並び、
パスポートと入国カード(必要ならビザも)を提示します。
復路の航空券の提示を求められることもあります。

また、入国審査官から
滞在目的、日数、滞在先などを
英語で簡単な質問をされることがありますので、
答えられるようにしておきましょう。

普通は入国審査は一人ずつだと思っているでしょう。
でも、
家族であれば数人で一緒に審査を受けられるんですよ。
特に外国の入国審査官は優しいというか、
規則に縛られないというか、
先に審査官のところに行って
自分に家族を指差して
「My mother」とか「My father」とか言えば、
「Come here」とか言ってくれるので
そしたら一緒にパスポートなどを出して審査してもらいましょう。
ただし、日本の審査官は杓子定規なのでダメって言われました。
これって時間の短縮にもなるし、
不慣れな人がまごつくよりも効率的だと思うんですけどね。
ただ、いくら親族であっても
本籍や現住所が違う場合は、
個別の審査になりますのでご注意を。

また、入国カードを必要とする国と、
しない国がありますので確認が必要です。

これらをパスし入国スタンプを押されたパスポートを
返却されれば入国審査は完了です。

入国審査に関しては特例もあります。

ヨーロッパに旅行される方は、
シェンゲン協定の恩恵を受けられます。
シェンゲン協定とは、
ヨーロッパ各国において共通の出入国管理を可能にする協定です。

イギリスとアイルランドを除く
全てのEU加盟国およびEUに非加盟であるアイスランド、
ノルウェーとスイスの計30ヶ国(加盟国)が協定に調印し、
そのうち24ヶ国が施行しています。
つまり、シェンゲン協定加盟国間では
国境検閲所も撤去されています。

例えば、
シェンゲン協定に加盟しているフランスで入国審査をすると、
その後、ドイツやオランダなどの加盟国に入国する際は
入国審査が省略されます。
また、帰国の際は加盟国の出国審査を経て出国することになります。
反対に、シェンゲン協定に加盟していない
イギリスなどに入国する時は入国審査が必要となります。

また、アメリカへの入国には
米国国土安全保障省がテロリストの入国を
水際で阻止することを目的として
電子渡航認証システム(ESTA)のオンライン申請が
2009年1月12日から義務化されました。

この電子渡航認証システムというのは、
ビザ免除プログラムの一部であり、
アメリカに観光・短期商用などの目的(滞在日数90日以下)で
渡航予定のVWP(ビザ免除プログラム)参加国の
すべてのビザ免除の渡航者は、
アメリカ行きの航空機や船舶に搭乗する前に
オンラインで「渡航認証」を受けるというものです。

この申請に対する「渡航認証」の回答は、
通常、即座になされますが、
仮に回答が保留された場合は、72時間以内に回答がなされますので、
ビザ免除プログラム渡航者は、
出発の72時間前までに申請するのが目安になります。

電子渡航認証システムとは、
渡航におけるフライト情報・入国日・記入日・
サインなどに関係なく、
本人の「渡航認証」の有無を判断するシステムです。

なお、15日以内のグアム・北マリアナ諸島(サイパン・
テニアン・ロタなど)の滞在には、
電子渡航認証システムは不要です。

最後に税関。
入国審査を済ませると、
到着便のターンテーブルで預けておいた荷物を受け取り、
税関に進みます。
税関と言っても特別な場所ではなく、
出口の所にいる係官たちのことです。
もし入国した国の免税範囲外の手荷物があるときは、
税関申告書とともに申告します。
免税範囲内であれば到着ロビーに進みます。

これであなたは他国へ入国したことになるのです。


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