10倍楽しむ為の旅no心得

海外・国内問わず、旅は楽しいもの。
人の知らないちょっとしたアイデアや豆知識で
より快適な旅を。

リオのカーニバル直前情報

2008年01月30日 | 一般知識
今回は、リオのカーニバル直前情報をお送りします。

今年の開催日は2月2日~5日。
リオの街はカーニバルに向けて
準備が着々と進んでいます。

リオ市内のホテルも超満杯状態で、
まもなく人で溢れかえることでしょう。

元来、
カーニバルとは「謝肉祭」の意味を持つ
宗教的な儀式です。
イースター(キリストの復活祭)までの40日間を
禁欲生活の期間として、
その期間が始まる前の4日間を開放的なお祭りとしたのが、
カーニバル(謝肉祭)の由来とされています。

よって、
カーニバルの日程も陰暦(カトリックでは伝統的に
陰暦を使用している)で決められ、
期間が毎年変化します。
大体2月~3月の初めの土曜日から火曜日までの
4日間となっています。

このカーニバルの歴史をひもといてみると、
バイア地方で生まれたアフロブラジル音楽を源に、
リオで花開いたサンバ・カリオカ。
この音楽を楽しむ人の輪がリオの貧民街に広がり、
ブロコと呼ばれる小さなグループが誕生。

グループが次第に統一、組織化され、
1928年最初のエスコーラ・デ・サンバという
団体が生まれました。

1932年にある新聞社が主催して
サンバの曲のコンクールを行ったことが、
エスコーラのコンテストの始まりとなりました。

1935年には政府観光局が主催して、
統一されたテーマをもとに競う規則ができ、
1950年くらいから
現在のようなパレードによるコンテストが
行われるようになりました。

現在はGRUPO ESPECIALと呼ばれる
Aグループ(14チーム)とB、Cグループに分けられ
マルケス・ジ・サブカイ通りの
サンボードロモ・カーニバル会場で行われる
リオのカーニバルは、
Aグループのパレードとなります。
1チームが3000~4000人と大規模で、
200名以上の打楽器セクションによる
強烈なサンバのリズムは
さながら地響きを思わせ、
観衆の自然に身体を揺さぶり
パレードに参加しているような錯覚に陥らせます。

最近、一般の方も出場チームと一緒に
カーニバルに参加することが一部認められました。

カーニバルの期間中は、
グロリアホテルの衣装コンテストは有名ですが、
市内の主要ホテル、スポーツクラブ、劇場などで
パイレ(舞踏会の意)が行われます。

舞踏会とは名ばかりの
強烈なサンバのリズムに汗みどろになっての
大乱痴気パーティです。
1年のウサをこの時とばかりに発散する、
これこそがブラジルのカーニバルなのです。

この期間、リオに行ったら猫も杓子も
リオ中の人々が
この4日間はすべてを忘れて踊り狂う、
これが世界に名だたるリオのカーニバルなのです。