湘南徒然草

湘南に生まれ、育ち、この土地を愛し、家庭を持ち、子育てに追われ、重税に耐える一人の男の呟き。

葉脈構造・・・マンションの作り方

2010-05-29 13:22:50 | Weblog
マンションを作る時に
周囲の環境や雰囲気にぴったりくるものを作ろうとするのは当然です

私は最初から
そのようにしてマンションを作ってきました
見栄えの良いものを作るのは、オーナーの見栄ではなく
社会的責任であるとさえ考えています

しかしまた、これは
建物を作る場合の最初のテーマであるに過ぎません
本当に大事なのは、あくまでも、住む人、実際に使う人の快適性です

そのことを突き詰めていくうちに
私はバリアフリーやユニバーサルデザインの考え方にたどり着きました

そして最近は、エコです
なんとなく世の中の流行を追いかけているような感じになってしまいましたが
そうではありません
私は地球温暖化にもゴミの分別にも懐疑的な人間です
世の中の流行には関係なく
私は、環境への配慮や省エネ、そして合理的な設計へのこだわりを持っています

同じ床面積であるならば
なるべく使いやすい、無駄の無いレイアウトを考えます
なかなか難しいことではあります
決まりきった間取りが業界の常識にになってしまっています

そこで私は独自の発想で間取りや設備を考えます
マンションに引き戸を採用したのは
もう、かれこれ15年前のことになります
最近でこそ、大手の分譲マンションもそうなってきていますが・・・
そして、8畳以上の広いへやへのこだわりも、その頃からです

今回、特に私が考えた間取りの基本コンセプトは

「葉脈構造」

です

廊下を作らず
ホールからホールへ、そして各戸へ
スペースを共有しつつ、枝分かれしていく構造です
各戸も、玄関ホールから各部屋や浴室、トイレなどへと枝分かれしていきます
1Kタイプですら、キッチンの反対側の扉を開くと
トイレ、洗濯機、浴室と枝分かれしていきます

葉脈構造は、人の動線を考えているだけではなく
スペース効率も考えたものです
葉脈構造にすると、動きやすいだけではなく
住戸の中に、より少ない面積で、より充実した機能を持ち込めるのです
従来より少ない床面積でも、ゆったりと使えて、しかも機能が充実しているのです
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