1970年代は2度のニクソオンショック
すなわち、ドルの兌換制廃止と米大統領の中国訪問で始まりました
ドルの兌換制廃止はオイルショックを呼び起こし
ニクソンの北京訪問はベトナム戦争終結への最初の一歩でした
ドルの変動相場制への移行
2度のオイルショック、ベトナム戦争の終結・・・
1970年代は混乱の時代でした
順調に経済成長を遂げていた西側先進国は重大な曲がり角に来たのでした
もはやアメリカ1国では国際問題が解決できない事態となり
先進国首脳会談が開かれるようになったのも70年代です
75年、ジスカールデスタン仏首相が
アメリカ、英国、ドイツ、日本の首脳7をフランスに招き
第1回先進国首脳会談が開かれました
これが、いわゆるG5です
これにイタリアとカナダが加わりG7になりました
ここに現在サミットと呼ばれる国際会議が誕生したのです
それ以来、日本は、一貫して、サミットのメンバーです
首脳会談は、元々、米英独仏の白人クラブの秘密会合で始まりました
ところが、日本を無視しては
有意義な国際会議が開けないまでに日本経済は大きくなっていたのでした
すでに、日本は世界第2位の経済大国になっていたからです