民主政治といいうものは、人気投票ですから、社会主義的になります
そんなわけで、先進国の多くは、社会民主主義政策を実行しています
政治の基本は民主主義ですけれど、政策は社会主義的なのです
それが、ビジネス上は不合理なことも多いのです
民主主義を、ただ選挙で代表を選ぶシステムであると考えると
大事な点を見落とすことになります
なぜ、多数決などといういい加減なシステムに政治を任せられるのか?
その理由は、生命と私有財産の保証があるからです
多数決で生命や財産を奪われたら、かないません
そういうことが無いから、投票で政治が決められるのです
つまり、生命や財産を犯すことは民主主義のタブーなのです
多数決で決めるのは、あくまで公的領域に限られるのです
民主主義社会のモラルの基本は公私の別です
そうでなければ、政治権力は恐怖の対象になりますし
政治権力をめぐる血みどろの争いも起きるでしょう
政治権力を使って、生命や財産を奪うことができてしまうからです
民間の業務に、国家権力は、どこまで介入できるのか?
民主主義社会の重要なテーマです
民間企業の行動に制限を与えることは
私有財産に制限を加えるのと同じだからです