湘南徒然草

湘南に生まれ、育ち、この土地を愛し、家庭を持ち、子育てに追われ、重税に耐える一人の男の呟き。

都市の防火

2016-12-23 15:52:45 | Weblog
新潟県糸魚川市で大きな火災がありました
写真で見ると
都市の中心部から煙が上がっています
商業地、密集地での火災です

都市部の建物に
耐火性が求められるようになったのは
いつでしょうか?
私は正確な時期は知りません
少なくとも、半世紀以上前ではないでしょうか?

それなのに
何故、都市は燃えるのか?

神戸の震災で
私が驚いたのは
高速道路やビルが倒壊したことと
都市が燃えたことです

都市に建物を建てる場合は
耐震性と耐火性が最重要要件となります
そのために、建築基準法や消防法など
厳格な法律があるのです

それなのに
何故、都市は燃えるのか?

阪神大震災の後
私は、法律を守るだけでは、まだ足りないのか?
と、真剣に悩みました
そして、その後、藤沢の商業地域内に建てた二つのビルは
どちらもオール電化としました

特に「ユニバーサル南藤沢タワー」は
東京電力と組んで、オール電化の宣伝にも協力しました
ところが、完成翌年に起きた東日本大震災のために
オール電化キャンペーンは中止になったと
東電から一方的に通告されてしました
工事中のネットには、我が社や建設会社のものと一緒に
東電のオール電化の広告も張っていたのですけれど・・・

都市の耐火については
耐火建築とともに、オール電化が極めて有効です
関西では、阪神大震災以降、オール電化が普及したといいます
ガスの良さもありますが、密集地や商業地では危険です
私は、オール電化を選択したいです

都市の火災については
現行の法律の不備というよりは
法律の運用に不備があると思われます

消防法や建築基準法は厳しい法律です
しかし、その法律をを守らない者達がいるのです
彼らに対し、法を執行する機関が弱いのです
法律を厳しく守らされている者と
法律を守らなくとも、平然としていられる者がいるのです
法の運用の公正が求められています


コメント (1)
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