湘南徒然草

湘南に生まれ、育ち、この土地を愛し、家庭を持ち、子育てに追われ、重税に耐える一人の男の呟き。

結婚と幸福

2007-10-11 19:20:00 | Weblog
人々が幸せに生きられる社会
それが理想であることは、当たり前のことです

幸せは定形がありません
結婚して幸せになる人は沢山います
けれども、結婚しない方が幸せだった人もいます

結婚して幸せになった人は、独身の人に結婚をすすめます
ただし、その人が結婚できそうもなかったり
結婚しても幸せになれそうもない人には
あえて結婚はすすめず
時には、結婚生活の愚痴を延々と語ったりします

これは一種の思いやりですから
世間に結婚生活の不満や愚痴があふれているからといって
多くの結婚が失敗であったと断言することはできません

世間では、結婚と幸せはセットであると考えられていて
その根底に愛情がなければならないと信じられています
愛情と結婚と幸福は、常に一体でなければならないと考えられています

それは、まあ、そうなのでしょう
しかし、けして簡単に実現できることではありません

愛は人を幸福にするとはかぎりません
愛のために、不幸や破滅に向かう人もいます
愛は本質的に、幸福を上回る尊いものです
愛ゆえに死を選ぶ人すらいるのです
愛には自己犠牲が伴うからです

結婚は法律の定める、現実社会の制度です
万民に当てはまる制度ですから、個々人の性格や価値観は考慮できません
日本の法律では、基本的には、男女の合意だけで成立します
建築確認申請よりも簡単です

こんな簡単な制度から、安易に幸福をつかめると考えてはいけません
結婚が成功するのも、失敗するのも
その制度自体の問題ではなく、あくまでも当事者の問題なのです
コメント
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