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鴨川のほとり、京都二条にあるセレクトショップの思ったこと。

消費

2008-12-16 01:36:31 | エトセトラ
ボクの以前のブログからお越しの方(って殆ど全員か・・・・・笑)はご存じのことですが、洋服を売る事を生業に十数年生きてきました。んで、先月お店を閉めまして今月から物販から離れた生活をして2週間程経つのですが、結構新鮮です(笑)。といいますのも会社の別事業部の見習風な事をさせて頂いてるのですね、そこはお食事するお店。おっさんになってからの体験実習みたいな感覚で、自分の精神状態に対してなかなか興味深いものを発見できます。


正直、いろんな想いから洋服の世界に対して疑問を感じて何年も過ごしていたつもりなんですが・・・・・そうでもなかったみたい(笑)、ボクお洋服好きです。・・・・・と言うか洋服を介して人と関わることが心地よい。最終的に「売る」という行為の最終目標が「儲け」に直結している事は同じなのですが、プロセスの違いというものはこんなに受ける感覚が違うのかと気づかされます。もちろん若い頃のようにとっかえひっかえ色んな物が着たいなんて欲もないので、自分が着る物に対する欲求は薄れていきます。それを感性の色褪せと言われればそれまでですが、、、、、、なんていうんでしょうか、「物+事+人=空気感」というのが洋服を通すと表現しやすい気がします。そして洋服という中途半端な存在は色々な要素をまとい易い、・・・・・したくない表現ですが、カルチャーと同居出来る。洋服とは、なんてナンセンスで愛すべき存在なんでしょう(笑)。



まあ、自分好きなんでしょね(笑)






そして、消費者として痛感した事。



久々にお買いものをしたのですが、その戦利品がコレ↓











アウトレットで2つ併せて7000円弱。本気で選んでこの結果、なんて受けの悪い物を選んでしまうのでしょう(笑)。でもデザインした人は絶対本気なはず、左なんて初期ACGブームの王道カラーですヨ。その配色がダンクとトレーナーと合体してハラチ的要素を感じさせつつラバドームを思い帰させるんです、アディダスのバッドランダーでさえ思い出させます。バッドランダー、大事に保管してるのですがチョット恥ずかしくて履けません(笑)。でも消費社会は消化率がすべて、二千八百円と三千八百円という答えを突きつけられるわけです。純粋に消費者としてはラッキーなんですが、そうでも無い立場なので複雑です(笑)、「そうか、ボクはワカルで・・・・・よっしゃっ!!責任とったるからなっ!!」と心でつぶやきながらレジに進むんです。って、偉そうにいうなら定価で買えよ(笑)









こんな、センスのボクは舞戻れるのでしょうか・・・・・・。








まあ、、、、、、ローファイに生きていきましょう(笑)