東京多摩借地借家人組合

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底地の売買の交渉決裂 地代の供託は継続

2014年09月10日 | 賃貸借契約
大田区大森西地域で約45坪を賃借中の関さん(仮名)は、16年前から地代を供託中。当初は増額請求が理由で、途中から更新料の請求も加わる。この地域は、JR大森駅や蒲田駅へのバスの本数も多く。また、京浜急行大森町駅徒歩8分と便利が良く、東邦医大もあり、大変恵まれた環境にある。

 約1年前から不動産業者が、組合に土地の買取を直接打診してきた。業者は、交渉を行う等組合
をよく知っているということで、地主からの相談に応じたらしい。組合相手に地代値上げや更新料
は時間の経過もあって、困難と伝えたようである。

 その結果、土地(底地)の売買の打診となった。価格の条件は整いつつあったが、地主は関さん最後の提示額を拒否して決裂となる。

 地代の供託はこれまでの内容で継続している。 関さんら家族は、蓄えを使い切る無理はやめて、
これからの生活にもゆとりがほしいと判断したという。今後のトラブルも組合員として対応できる
ので安心している。(東京借地借家人新聞9月号より)

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