東京多摩借地借家人組合

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ブラック地主・家主問題テレビで連日放送 大反響

2015年11月12日 | ブラック地主・ブラック家主
 地主から土地を買った不動産業者が突然借地人の自宅を訪問し、「借地の継続は認めない。底地を買い取れなかったら、借地を明渡せ」と大声を上げて借地人を脅かし、借地人の平穏な生活を脅かすブラック地主問題が今、テレビ・新聞マスコミ各社が競い合って放送し、大きな社会問題になってきました。

ブラック地主・家主対策弁護団の種田和敏弁護士は11月5日午前、フジテレビの『ノンストップ』という生活情報番組に出演しました。種田弁護士は、ブラック地主と呼ばれる悪質な不動産業者の手口や「地主から土地を安く買いたたいて、借地人に高く売りつける」彼らの商法、ブラック地主問題が起きる背景等について分かりやすく解説しました。また、借地借家法では地主が契約の更新時に正当な事由がないと更新を拒むことができないなど、借地人の居住の権利を十分に保護していることもよく説明がされていました。

 番組の中で、タレントのゲストが「地主もかわいそう」というコメントを発していましたが、そもそも借地という制度は、戦前や戦後間もなく土地の値段がものすごく安かった時代に、多くの人は自分の家を建てるために地主から土地を借りるしかなかったのです(地主は土地を売らなかった)。中には、地主から土地を借りてくれと言われて借りた人もいたようです。土地が今日のように高くなると、地主と借地人の利害は対立し、地代の値上げ、更新料の高額な請求、借地上の建物の増改築など様々な問題が発生するようになりました。借地問題の根本的な解決はなかなか困難です。借地を経験された人でないと、借地人の苦労はわからないと思います。借地人に何にも知らせずに、勝手に土地を売る地主の身勝手さはテレビでは伝わらないようです。(11月6日のTBSNスタでも放送)

東京多摩借組ニュースより

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