東京多摩借地借家人組合

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家主の代理人の不動産業者が組合との交渉で嫌気がさして明渡しを撤回

2018年11月15日 | 明渡しと地上げ問題
 大田区久が原地域に居住する鈴木さん(仮名)は知人の紹介で組合事務所に訪ねてきた。建物の建て替えで明渡しを求められているとの相談だった。建物の老朽化の問題は生じる状況でもないので、明渡しには応じない旨及び今後は組合が対応することを通告する。家主の代理人不動産業者を介しての交渉となった。業者は交渉の中で、不満な感情を示し、具体的な提示せずに時間が経過する。組合は正当な理由も成り立たない明渡し請求に対し、家賃の25ヵ月分を立退き補償金として請求した。業者は組合が相手では嫌気がさしたのか、3ヵ月後に明渡し請求を撤回した。移転先を考えなくて良くなった鈴木さんは笑顔が戻った。
(東京借地借家人新聞より)

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