東京多摩借地借家人組合

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3年ごとに値上げされた家賃、組合の援助で1万円値下げ

2009年09月10日 | 地代家賃の増減
 伊藤さんは台東区鳥越2丁目で約16坪の木造モルタル2階建ての建物(1階は作業場、2階を住居に使用)を平成12年7月1日から賃借している。

 3年契約で家賃は当初月額18万円で前払、保証金は3年で50万円を補充する特約があり、更に、家主の勝手な理屈で建物が古いので修理は全て借主負担とされていた。

 3年後の更新で家賃が2万円値上げされ、平成18年の更新時に更に1万円の値上げを呑まされ、現在21万円の家賃を支払っている。

 前回の更新時に「次回は更新しない」という「明渡しを確約する念書」に署名・捺印を強要された。だが、これは拒否の態度を貫いてどうにか切り抜けられた。

 しかし、次回の更新に際し、家主側との交渉を独りで行える自信がない。独りでは太刀打ち出来ないと考え、更新前に借地借家人組合に入会した。

 不動産業者と交渉する前に伊藤さんと話合った。今回の更新では、家賃と保証金の値下げ交渉する。両方拒否されたら、その時は法定更新を選択することを確認し、伊藤さんと交渉に臨んだ。

 確認の2点を要求した。話し合いは難航し、いくら話合っても結論は出そうもない。「今日は契約書を預かり、よく検討して回答する」と言って席を起ち掛けた。泡食った不動産業者は「今回は家賃値下げを呑むので、契約をしてほしい。次回も話に乗るから」と譲歩した。結果、家賃1万円減額することで合意した。

 組合としては不充分な結果に強い不満が残る。だが、伊藤さんの「1万円の値下げが出来てよかった」の言葉が救いであった。


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