東京多摩借地借家人組合

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組合が交渉し立退料として家賃の20ヶ月分で合意

2018年12月12日 | 明渡しと地上げ問題
東急池上線久が原駅地域に居住する鈴木さん(仮名)は、家賃12万円を支払って20年余居住していたが、このほど購入したという不動産業者から明渡しを通告された。夫の名義で賃借していたが夫死亡後もそのまま夫名義で家賃を支払っていた。夫の賃借権を相続により継承しているので家賃を引続き支払っており明渡しには応じる必要はないことを伝える。鈴木さんから意向を聞いた業者は、組合を訪ねてきた。鈴木さんは当初は明渡しに反対だったが、今支払っている家賃も高額なため、納得ができる明渡しの補償金を希望。組合の交渉によって家賃の20カ月分の立退料を受け取ることで合意した。来年の4月末が明渡期日となり、4月末までは思い出のあるこの家で過ごして退去する。(東京借地借家人新聞より)
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