東京多摩借地借家人組合

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ブラック地主がやってきた 組合に入会すれば安心して交渉できる

2016年05月13日 | ブラック地主・ブラック家主
山田さん(仮名)は、大田区羽田地域に所在する宅地約100・46平方メートルを賃借している。3月下旬に土地の所有権を取得したからと、名義の移転登記済の証明書を持参した新たな賃貸人が訪ねて来た。

 賃借人の父は、群馬県に居住しているので、賃借地に所在する建物に居住する息子さんが対応することになった。彼が相手にする賃貸人はT社という、ブラック地主と指摘される不動産業者だ。

T社の社員は、土地を買取って頂くか、または借地権を売って頂ければと伝える。さらに、地代はは集金するので後日連絡すると言って帰った。山田さんは、今後は組合事務所を介して対応することにし、山田さんの意向を踏まえてこれまで通り借地を継続することを息子さんと確認した。T社の社員は顔見知りで組合の対応姿勢を理解しているのか、丁寧に説明している。いつ牙を向くのかとの不安もあるという。しかし、T社とのトラブルも借地人の意向を考慮した内容で、問題解決の事例を聞いて安心することができたと安心した。T社の社員から連絡を待っているが、今まだに連絡はない。(東京借地借家人新聞より)

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