東京多摩借地借家人組合

アパート・賃貸マンション、店舗、事務所等の賃貸のトラブルのご相談を受付けます。

家主が水道配管工事で明け渡し請求? 家主を説得し転居費用で解決

2015年09月28日 | 明渡しと地上げ問題
 中野区中野の共同住宅のアパート1Kを借りているMさんは、今年3月にアパートの管理をしている不動産会社から建物の老朽化による水道配管工事を予定しているので建物の解体が必要であり、6カ月後に退去してほしいとの通知を受け取りました。

 Mさんは、今のアパートには2年前に転居したばかりで、家主からは移転料の話もなく、困っていたところインターネットで組合を知り、5月に組合に相談に行きました。組合では、Mさんに転居費用も移転先の提供もない場合は明渡しに応じる必要はない旨を話し、家主に組合に入会し今後の交渉は組合に連絡してほしい旨を伝えたところ、アパートの1階に住む家主の娘から早速組合に連絡が入りました。数回の電話での話し合いで、「今回の明渡し請求は、家主側の勝手な都合で行うもので、移転に要する費用は家主が負担する」ことを認めました。7月に家主が敷金の返金分を含め、転居費用と運送費用等を前金で支払うことを条件に8月中に転居することで明渡し合意書を組合で作成しました。Mさんは、不動産屋を回って中野区上高田にアパートを何とか見つけ、8月10日に移転を終了し、家主に部屋を引き渡しました。Mさんからは「組合の援助で問題が解決し助かりました」と感謝の言葉がありました。
(東京多摩借組ニュースより)
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組合員拡大月間(9月~11月)に組合加入者をご紹介ください

2015年09月28日 | 借地借家人組合への入会と組合の活動
 組合員の仲間を増やす「組合員拡大月間」が9月~11月の3か月間の設定で始まりました。
 全国借地借家人組合連合会の第31回定期総会の成功をめざすことと同時に、多摩借地借家人組合の組織を維持し発展させるために、組合員の拡大強化はどうしても必要です。組合員の減少で、毎月の組合財政は収入より支出が上回り、完全な赤字会計です。毎年年末にはカンパをお願いしていますが、このままでは組合の事務所を維持できないために、事務所の移転等も考えざるを得ない状況です。組合の組織を維持するためには組合員を増やすしか方法はありません。
 ぜひ、組合員のみなさんがご自分が組合に加入して得た貴重な経験を周りの借地借家人にお話しいただき組合への入会をお勧め下さい。最近では、借地借家人の住まいや店舗などを狙って、地主や家主から土地や建物を買い取り、借地人には「底地を買い取るか、借地権を売れ」と脅かしたり、借家人には「建物が古く危ないので、取り壊すので出ていけ」と立退料も出さなかったり、出しても引っ越しもできない低額な費用でしつこく立ち退きを迫る事例が起きています。地主や家主はいつ地上げ屋や底地買い業者に転売するか分かりません。借地の更新料を数百万も支払った直後に転売された事例も発生しています。

    地主が地代3か月滞納で解除通知が

 最近、地主から底地を買った不動産業者が数か月前から来なくなったと思ったら、地代を3か月分滞納したので借地契約を解除したので出ていけと代理人の弁護士を通じて内容証明を送り付ける事例が発生しています。8月の夏休み直前で、組合員の連絡を受け、地代を送金するとともに契約解除は認めないと配達証明で反論の文書を代理人に送りつけました。もし、借地人がほっとおいたら大変な事態になるところでした。悪質な地主・家主、地上げ業者に対抗するためには、組合の組織の存在がどうしても必要です。また、もともな住宅政策も土地政策も持たない現在の政府の政策を大転換せるためには、借地借家人の力を結集する借地借家人組合をぜひ、強く大きくしましょう。

◎9月から11月までに、組合加入対象者を1名以上ご紹介いただいた組合員には、図書カードの景品をお送り致します。
◎組合加入を薦めるためのリーフレット・チラシを配れる方はご連絡ください。リーフ・チラシ・組合の新聞やニュースなど宣伝物をお送りしますのでご連絡ください。
◎組合主催の「借地借家問題市民セミナー」をご案内ください。セミナーの宣伝チラシを配れる方はご協力お願いします。


東京多摩借地借家人組合

電話 042(526)1094
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