荒川借組の会員で台東区今戸で終戦から隣同士で計30坪の借地をしている梶さん(仮名)達2世帯宅に、4月にT建物と名乗る地上げ屋が来て、「今度うちの会社がこの土地を買い取って地主となった」と言ってきた。その後も威圧的な言動を続けるので、組合の立ち会いの下で「地主となった証を示せ、その上で話し合う」と主張した。地上げ屋は売買契約書を示し、「これが動かぬ立派な証であり、法律で認められている」と強硬に主張。梶さん達は「所有権移転登記を見せなければ話し合いには応じない」と言い渡しところ、7月に地主との売買契約は白紙に戻したと連絡が入った。
(東京借地借家人新聞より)
(東京借地借家人新聞より)