東京多摩借地借家人組合

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震災で傾いた建物補修・補強工事を実施し、借地権を守る

2011年11月16日 | 地震と借地借家問題
 東借連新聞5月号で3月11日の地震で傾いた足立区千住で22坪の土地を賃借している田代さん(仮名)のその後を報告する。

 山崎一級建築士のアドバイスで費用の面から3期に分けて工事することになった。前号でも報告したとおり契約書がなく、建物修繕には地主の承諾は必要ないと判断し、山崎建築士から紹介された業者に依頼して5月第1期工事に着手した。

工事は1階の開閉扉の上部に新しく梁を渡し、十箇所の柱部分に筋交い構造の壁を設置した。以前は通し柱1本にかかっていた荷重をこの工事で分散でき、山崎建築士が言うには大きな余震でも倒壊の危険が少なくなり6月中旬第1期工事を完了、9月初旬には第2期工事も完了した。

 田代さんは業者にも恵まれ低価格で施工でき、これで一安心と喜んでいる。 

(東京借地借家人新聞より)
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