東京多摩借地借家人組合

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敷金少額訴訟起こしたら家主が現金書留で全額返してきた

2010年09月02日 | 地代家賃の増減
 立川市上砂町1丁目にある1戸建を会社名義で借りていたSさんは、今年5月末に退去し八王寺に移転した。

 Sさんは19年間にわたり居住していたので当然敷金36万4千円は返ってくると期待していたが、家主の回答はハウスクリーニング費用10万1493円を支払えば全て精算するとの回答。山本さんは全額返還するよう求めたところ、逆に物置を撤去した庭の敷地に埋設された配水管が破損して水漏れを起こしているので修理代7万9800円を追加請求された。

 相談を受けた組合では、配水管の破損は老朽化が原因であり、次の入居者確保のためのリフォーム費用に敷金を充当することは認められないと敷金の全額の返還を請求した。山本さんは、回答期日までに返事がないために組合と相談の上、少額訴訟を立川簡易裁判所に提訴したところ、提訴して数日後家主から現金書留で敷金全額が送金されてきた。

 Sさんは、「組合に相談し入会したお陰で敷金が戻ってきて本当によかった。自分の力だけでは解決できなかった」と喜んでいる。


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