東京多摩借地借家人組合

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吉祥寺の市民セミナーで2名が組合に入会

2010年07月01日 | 借地借家人組合への入会と組合の活動
 6月26日(土)午後6時半から吉祥寺の武蔵野公会堂で今年2回目の「借地借家問題市民セミナー」を開催しました。組合員を含め15名の方が参加しました。

 岩松理事と寺崎事務局次長が司会と受付を担当しました。細谷事務局長より、レジメに基づき借地借家法や消費者契約法の重要な事項が分かりやすく説明されました。とくに、借地借家の契約の更新で、合意で更新する場合と法定更新する場合と2つの更新があり、更新料は合意で更新する場合に支払うもので、契約が法定更新すれば支払う必要はないことが強調され、契約更新時に更新料を支払うことが事実たる慣習ではないと最高裁の判決で明確になっていることが指摘されました。また、貸主が契約の更新を拒絶するためには正当事由が必要とされ、一般的には正当事由が認められることは厳しく制約され、定期借地権や定期借家権の契約でない限り、借主を保護していることが強調されました。

 質疑応答では、「年間地代を50万円も支払っているが税金の7倍も支払っている。どうやって地代を値下げできるか」、「20年前に更新料を支払って更新したことが更新料を支払う約束になっていると地主から言われている」、「借地上の建物の承諾料はどのように計算するのか」、「20年前に300万円の更新料を支払った。今回地主から140万円の請求を受けているが支払いたくない」等々の切実な質問と相談が相次ぎ、細谷事務局長は1つ1つ丁寧に回答しました。

 セミナー終了後、会場で2名の方から組合への入会の申込みがありました。多摩借組では、セミナーを通じて借主が身につけておくべき重要な法律知識の説明を通じて、組合をよく知ってもらい組合員の入会をよびかています。東借連や全借連では4月から「組合員拡大強化月間」を取り組んでいますが、多摩借組では目標の15名を達成し、3ヶ月間に19名が入会しました。みなさんのご支援に感謝致します。借地借家問題は秋には10月18日(土)午後1時半、ルミエール府中(府中市民会館)で開催する予定です。


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