無意識日記
宇多田光 word:i_
 



ライブ当落結果がわかるまであと一日半余り、か。どう振る舞えばいいかよくわからない。

今の時代は周囲に気を遣ってばかりだから「落ちた人の気持ちも考えろ」とか言われんのかな。もう当たった人全員に共通のハッシュタグでも用意してタグごとミュートしてもらった方がいいかもわからない。

自分も、もし当たっていた場合、言うべきかどうか迷っている。今までなら当落についての投稿があったら「融通できますよ〜」などと声をかけたりもできたのだが、顔認証チケットじゃあ何の意味もない。本当に当選するか落選するか、だけなのだな。

こちらも頭を切り替える必要がある。これからずっとこの方式かもしれないのだから。当たった人と落ちた人がバッサリ分断されて、それっきり。味気ないっちゃ味気ない。

前も触れたように、このシステムの導入は大して購入者にメリットがない。喜べといい方が無理な話。

気になるのは、これがライブ会場にどういう影響があるか、だ。友達と一緒に来てるから、恋人と一緒に来てるからという理由でテンションが上がる人も多かろう。ああいうのは、周りに合わせる傾向が強い。周りが「Hikki〜!!!」とか叫んでたらじゃあ自分も叫んでいいのかな、となる。

今回は「お一人様当選」の割合がぐっと増える。孤立した個人を寄せ集めた集団が、果たしてライブコンサート会場で我を忘れてはしゃぐのだろうかと。妙に落ち着いた聴衆になるんじゃないかと踏んでしまうのです。

何度も会場に足を運んで場慣れした人がその時の聴衆を、空気を引っ張る、というのもない。基本的に今回は当選しても1公演のみであり、何度も経験する人がぐっと減る。とすれば全公演、はじめの方は探り探りになるのか? 暖まるまで時間がかかるだろうな。

となるとそれに見合ったセットリストが必要になるかもしれない。最初っからフルスロットルで名曲連発、というよりは、例えば同じ『Passion』でも『- after the battle -』からスタートすれば、ヒカルのアカペラを堪能したあとしこたまバンドのスリリングな演奏を楽しみながら徐々にテンションがあがっていく…そうなったところで『This Is Love』でも『Play A Love Song』でもぶっこめばいいのだ。

客の質。それを見極めるのが、ライブを成功に導く第一歩だ。システムの変更が影響をもたらすなんて皮肉だが、もう決まっているのだから…って当選してから言えってか。

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