無意識日記
宇多田光 word:i_
 



ヒカルの歌うカバーソングが絶品なのは論を待たない。わざわざ言うのもダルいくらいにどれもこれもが素晴らしい。故に井上陽水トリビュートもなんら心配はしていない。

心配するとしたら、アレンジメントに凝りすぎて折角の歌唱力が活かされない方向性に行くことだ。いい例が『Hymne à l'amour ~愛のアンセム~』で、"Spain"とのマッシュアップというアイディア自体は絶品だったが、そういうのに興味のない人には『WILD LIFE』でのピアノ1本でシンプルに歌ったバージョンの方がいいだろう。ここにミスマッチがあると思うのだ。

ヒカルがカバーを歌う場合、アレンジに凝り過ぎない方がウケがいい。凝らなくても十分ウケると言いますか。

他にも例えば『MTV UNPLUGGED』での"With Or Without You"なんかはどうだろう。メイキングを見るとこの曲は本当に最後の最後に捻じ込んだ為ろくにアレンジもリハーサルもしていない。だが勿論ファンにとっては今聴いてもエヴァーグリーンな名パフォーマンスである。特にカバーの場合、ヒカルが丹精込めて作り込まなくても我々の心に深く刻み込まれる名演が生まれ得るのだ。

オリジナル曲は別にいい。中途半端な曲を発表するくらいならインターバルを十二分にとって水準の高さを保証し続ける。そういうレピュテーション戦略は決して間違っちゃいない。

しかし、カバーは違う。アレンジはおろか全く音作りをしていないカラオケですら聴いた人を感動させるのだ。ヒカルが歌えばもう名演なのである。

ならば。例えば一回二週間くらいセッションをして大して凝ったアレンジもせずほぼカラオケ状態でヒカルがカバーソングを10曲くらい録音してストックしておくのはどうだろう。トラックのクォリティが低いので宇多田ヒカル名義は使わずバンド名義とかプロジェクト名義とか─ULTRA SUPER KUMA POWERSとかなんでもいいよ(笑)、そういう名義を使って、ヒカルの情報が途切れる時期にでもサクッと配信しては貰えないだろうか。市場云々は一切考えない、ただただファンとしてヒカルのパフォーマンスに触れたいが為の提案なのですが。駄目かねぇ?

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瞳に映った建物から場所を割り出すとか凄いな…自力でやったんだろうか。というデジタル・ストーカーが逮捕された事件がありましてね。

まぁ、FFさんにCMのカットから海外の田舎町の一角を探り当てた人がいらっさるので、ない話だとは全然思わないんだが。

ケータイのカメラの性能が上がるにつれこういう事態は増えてくる。同じく瞳に撮影者の姿が映っていたケースがあって「あーこれは気をつけないといけないな」と思ったことがあったが、デジタル・ストーキングに繋がるとなればシリアスだ。命に関わる。

ヒカルはこのニュース見たのかな。今は自撮りは少なめだが拾ってみたシリーズで映ったものから色々バレたりはしないだろうか。マンホールの蓋とか結構情報持ってそうだ。時が経てばAutomaticに問題のある情報を特定して加工・隠蔽するアプリも出てくるかもしれないがそれまでは自衛するしかないだろう。

昔は有名人の住所を出版社自ら公開している時代もあった。時代は変わってくれたが、人の心はどうなんだか。人の迷惑顧みずな行為は犯罪に限らずあるわけだしなぁ。

こうなったら今後のヒカルのInstagramは写真をある程度やめてイラストや漫画に特化した方がいいのかもしれないな。ほら、スーパークマンズとかあったじゃない。その気になれば「それいけムームー」のリメイクも。主題歌をmoumoonに頼んで(自分で書きます)。ベルサイユのくまシリーズもあるしそれでいきましょう。キャラクターもってるヤツは強いんだ。

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