2021年以降、実家が遠くなる

JR北海道が赤字の4路線を2020年度中に廃止で検討に入った。
対象は下記の4路線・区間。

・札沼線（北海道医療大学〜新十津川）
・根室本線（富良野〜新得）
・留萌本線（深川〜留萌、全線廃止）
・日高本線（鵡川〜様似）

我が家にとっては留萌本線の廃止は、交通機関の選択肢が一つ減った事になる。
独身時代に付き合っていた嫁に会うために利用していた路線であり、結婚後の里帰り、娘達を祖父母に会わせるために利用していた路線。
利用者が乏しく、いつかは無くなると地元の人も解っていた事ではあるが、無くなるとなれば寂しいものだと思う。
よく学生や自動車を持たない人が使うから存続を求める行動があるが、そんなものは形だけのものであり、単に自治体として鉄道も廃止されるほどの場所と扱われる事を避けたいプライドだけのもの。年寄りも自動車を運転するのが普通になっているし、沿線には国や自治体の補助を受けた路線バスも走り、鉄道より本数多く柔軟に路線バスが走る現状では利用者奪われた鉄道には勝ち目が無い。

また、2019年度には留萌本線にほぼ並行する形で建設が進む深川留萌自動車道が全通し、2020年度の留萌本線廃止というのは他の路線と違い、国や道としても予定通りだったと思われる。

今年、義父の一周忌のための帰省で初めてレンタカーを使用した。
選択した理由は列車の時間が合わなかった事も理由の一つだが、長女が中学生となり移動のための費用が高くなったのが決めてとなった。
これから先、義母に会いに行く時もレンタカーとなる。
接続良ければ車より鉄道の方が早いのだが、もう選択肢には入らないだろう。
それと同時に路線が役目を終える。

タイミングがタイミングだけに、色々考えてしまう。