昔、本栖湖でアルバイトをしていた時
一人の老人がバンガローに泊まりに来た
真夏の本栖湖国際キリストバンガローは若者で溢れていたが
おおよそそこには似つかわしくない人物でした
バンガローより和室に泊めさせて頂きたいとの要望に応えて畳の部屋に案内した
わざわざこの地の為にだけ来たのでは無く、旅の道すがら寄ったのだろう
バイト仲間達との仕事も一段落して思い思い自由にくつろいでいた時
老人から声がかかった
『あなたの名前をここに書いて下さい』
一枚の渡された紙に名前を書き、渡すと『ここにお座りなさい』と促され
老人の部屋のテーブルに座った
いきなり『あなたは大金持ちにはなれないけれど小銭には苦労しないでしょう』
立て続けに『あなたの人格は大変良い物を持っている、しかしあなたの父親に人生を邪魔されているから父親から離れて生きなさい』
その父親も3年前に亡くなり、又学校を卒業した後東京を離れて東北に住み着いた
その後何とか東北にも慣れて今生活しているが、ふと老人の言った事が頭に浮かんだ
つまり俺は金持ちにはなれないのだ・・
その通り何とか食べてはいけるのは老人の言った通りだ
今、思う・・・金に縁が無い人はもともと縁が無く
これからも貧乏で暮らすのだろう
でもたいして気にしないのが俺の人格かな?
一人の老人がバンガローに泊まりに来た
真夏の本栖湖国際キリストバンガローは若者で溢れていたが
おおよそそこには似つかわしくない人物でした
バンガローより和室に泊めさせて頂きたいとの要望に応えて畳の部屋に案内した
わざわざこの地の為にだけ来たのでは無く、旅の道すがら寄ったのだろう
バイト仲間達との仕事も一段落して思い思い自由にくつろいでいた時
老人から声がかかった
『あなたの名前をここに書いて下さい』
一枚の渡された紙に名前を書き、渡すと『ここにお座りなさい』と促され
老人の部屋のテーブルに座った
いきなり『あなたは大金持ちにはなれないけれど小銭には苦労しないでしょう』
立て続けに『あなたの人格は大変良い物を持っている、しかしあなたの父親に人生を邪魔されているから父親から離れて生きなさい』
その父親も3年前に亡くなり、又学校を卒業した後東京を離れて東北に住み着いた
その後何とか東北にも慣れて今生活しているが、ふと老人の言った事が頭に浮かんだ
つまり俺は金持ちにはなれないのだ・・
その通り何とか食べてはいけるのは老人の言った通りだ
今、思う・・・金に縁が無い人はもともと縁が無く
これからも貧乏で暮らすのだろう
でもたいして気にしないのが俺の人格かな?