道草備忘録

本サイト安彦良和WORLDとあまり関連のない「道草」的ページ。 SHINJIが時々関心を持ったことを備忘録として記録。

「300」を見る

2007-09-29 20:18:41 | MOVE
映画[300]のDVDを見ました。''「マトリックス」を超える映像革命''などと煽りが入ってたので、さて、どれほど斬新なシーンを見せてくれるのかな?と期待。

TVのCMを見ていた限りでは、イメージシーン先行的な感じがして、蓋を開けるとストーリー破綻してるんじゃないの?と、一抹の不安があったのですが、物語はわりとしっかりしていました。話的にはありがちで「これは!!」というサプライズな展開はなかったですけど。

ストーリー
■レオニダス(ジェラルド・バトラー)率いる300人のスパルタ軍が、クセルクセス(ロドリゴ・サントロ)の100万ものペルシア軍を迎え撃つ「テルモピュライの戦い」を活写。

ストーリーの展開は、複雑な伏線を張り巡らせて云々、という今時のまどろっこしいモノではなく、わりと単純な展開か。淡々と話は進んで後半まではなんとなく展開が読めちゃうところも。

そして、灼熱の門での激闘の結末はどうなるの??と思ってたらあっけなく決着、え~・・・少し拍子抜けだなあ・・・と思っていたらラストの収束を見せてくれて、なるほど!こう来たか!!と、なかなか心に響く終わり方でした。

映像

映像特典で制作者インタビューなど見ていると、この作品のネタ元が、Frank Miller, Lynn Varley (イラスト)のコミックであることが判明。映画のビジュアル・コンセプトはこのコミックの世界観を強く引き継いでいて、画面の絵創りはコミックのイラストを再現しているようなカンジ。

実際数カット見た程度なので、全編そうなのかは不明ですが・・・、とりあえず原作本を購入してみることに(アメコミは輸入費用も入ってるのか結構高いです)たぶん、明日か明後日にはアマから届くと思うので後日レビューしますよ。

画像は陰影が少々濃い印象。色数を落としてセピアっぽくシックな絵作りで先に述べた原作コミックのイラストを強く意識している。映像はやはり今時のCG合成、特典の撮影現場を見る限り、スタジオ撮影が多くかなり全編を通じてCGを加えているのではないでしょうか?・・・それでもあのペルシアの大群は圧巻ですけど。

余談ですが、撮影現場のブルーシート(CG合成するためのモノ)前で、パンツはいた半裸のオッサン達が並んで笑っている(まじめに演技してる)ところは笑えます。

この作品の最大の見所は、やはりレオニダス率いるスパルタ軍と、ペルシア軍との激闘シーンでしょう。全編スローが多様されていてちょっと後半飽きてくるところもありますが、緩急をつけて殺陣が描写されていて見せる工夫をしています。

ペルシアの攻撃も多彩なメニューが取りそろえてありますのでかなり楽しめますね。見ていると、「ロード・オブ・ザ・リング」とか「HERO」(キムタクのではなくジェットリーのね)「トロイ」なんかを思い出しました。あ、それからコミックスでは「ベルセルク」とかね。「HERO」の弓矢が飛んでくるシーンなんてパクってるようにも思えますけど(笑)

全編興奮のシーンが連続なんですけど、人によっては首や血が飛ぶ暴力シーンが耐えられない方がいるかもしれません。

出演者はほとんど知らない人ばかり。個人的には敵の王様クセルクセスのファッションが気に入ってます。DVDは2枚組、取り出しはし易かったです。特典映像も面白かった。最初値段高いので躊躇したけど、買ってよかったと思える作品ですね。



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