ガンダムエース12月号は、残念ながらオリジン休載でした。
章の変わり目だったので、薄々覚悟はしていましたが・・・。
毎回のことですが、休載のかわりにインタビュー記事が掲載されています。
救いがあるとしたら扉画だけはカラーで描かれており、同画がポスターとして付録になっている点かな。しかしこのイラスト、「ソロモン編」だけにメインはドズル。しかもよく見ると、ザクレロの編隊が描かれていたりするのですが・・・、オデッサでモドキが出ていたので、アレで仕舞いかと思っていたのですが、もしかして出てくる予定なのかな?
さて、インタビュー記事ですが今後の展開について語られています
以前は「ララァ編」「光る宇宙編」で終わる予定だったが、内容を詰めていくうちに収まらなくなった。結果、「ソロモン編」をもう一章増やし、単行本22巻、愛蔵版11巻の形になる予定。
TV版でいえば、「ララァ編」で39話まで描いており、あと6話分を残すのみ。35話・36話・40話をまとめ「ソロモン編」、それ以降を「光る宇宙編」とする。
改めて台本を読み直すと「ソロモン編」は話がぎっしり詰まっている。予定より話数が短縮された影響があるのだろうが、たぶん富野監督のクセみたいなものかも。
全52話を43話でやったので、詰め込みは仕方ないが「これはちょっと唐突じゃないの?」と感じる展開が所々ある。時にその唐突さを逆手にとって物語上のサプライズに仕上げている点は演出として上手いなと感じるが、分かりづらい事は否めない。オリジンではそういった違和感のある展開は出来るだけなくし、わかりやすく、丁寧に物語を追っていく。そのかわり、エピソードやドラマの描き込みが多くなるのでペースはゆっくりしたものになりそう。
ソロモンからア・バオア・クーにかけて、ザビ家三兄妹の動きが説明不足だった気がする。特にギレンとキシリアの関係は終盤にかけて大きな要素になるので、ここをちゃんと描きたい。
TV版ではギレンがビグザムしか援軍に送らなかったり、キシリアがグラナダから動かなかったことにどんな思惑があったのか分かりづらい。また。軍事上重要な拠点であるソロモンを死守しようという動きではなかった。ギレンとキシリアの対立に、ドズルがわりをくった形。
過去編からギレンとキシリアの対立を要所で描いているのは、こういったザビ家兄妹の関係をわかりやすくするため。
シャアについてはザビ家の確執に何らかの形で絡ませるかも知れない。TVではほとんど描かれていないが、ここを押さえておかないとラストでシャアがキシリアを討つシーンが唐突になってしまう。
「ガンダム」は後半描ききれていない部分がいっぱいあって、観た人がそれぞれ独自解釈できるけれど、それはいいことである反面、シャアやその思想に変な幻想を抱いているひともいる気がする。
彼は決して神秘的なカリスマではない。主義に殉じるような人間でも、論理的な人間でもない。異様な才能を持っていたにも関わらず、母親が殺されたことで復讐への妄執に囚われ人生を誤ったただの男。
スレッガーは動かし易い便利キャラ。ミライとの関係は基本的にはアニメ路線を踏襲する予定。ただサイド6から間が開いたので、読者に思い出してもらえるようなエピは必要かも。
マグネットコーティングを施した機体は再設定した。これ以降デザインを変更するメカはないはず。
モスク・ハン博士は登場する。同じ研究者肌のモスク・ハンとアムロの気が置けない会話はいいアクセントになるかも。ただ、自分が描いたキャラではないのでTV版とはデザインを変えている。
これから先は宇宙戦ばかりなので、墨ベタを沢山塗るしMSもいっぱい出るので気が重い。今時はCGでコピーすることも出来るが、編集長からは手描きを依頼されている。今更これまでのやり方を変えることも出来ないので、オリジンは最後まで手描きで描ききります。
章の変わり目だったので、薄々覚悟はしていましたが・・・。
毎回のことですが、休載のかわりにインタビュー記事が掲載されています。
救いがあるとしたら扉画だけはカラーで描かれており、同画がポスターとして付録になっている点かな。しかしこのイラスト、「ソロモン編」だけにメインはドズル。しかもよく見ると、ザクレロの編隊が描かれていたりするのですが・・・、オデッサでモドキが出ていたので、アレで仕舞いかと思っていたのですが、もしかして出てくる予定なのかな?
さて、インタビュー記事ですが今後の展開について語られています
以前は「ララァ編」「光る宇宙編」で終わる予定だったが、内容を詰めていくうちに収まらなくなった。結果、「ソロモン編」をもう一章増やし、単行本22巻、愛蔵版11巻の形になる予定。
TV版でいえば、「ララァ編」で39話まで描いており、あと6話分を残すのみ。35話・36話・40話をまとめ「ソロモン編」、それ以降を「光る宇宙編」とする。
改めて台本を読み直すと「ソロモン編」は話がぎっしり詰まっている。予定より話数が短縮された影響があるのだろうが、たぶん富野監督のクセみたいなものかも。
全52話を43話でやったので、詰め込みは仕方ないが「これはちょっと唐突じゃないの?」と感じる展開が所々ある。時にその唐突さを逆手にとって物語上のサプライズに仕上げている点は演出として上手いなと感じるが、分かりづらい事は否めない。オリジンではそういった違和感のある展開は出来るだけなくし、わかりやすく、丁寧に物語を追っていく。そのかわり、エピソードやドラマの描き込みが多くなるのでペースはゆっくりしたものになりそう。
ソロモンからア・バオア・クーにかけて、ザビ家三兄妹の動きが説明不足だった気がする。特にギレンとキシリアの関係は終盤にかけて大きな要素になるので、ここをちゃんと描きたい。
TV版ではギレンがビグザムしか援軍に送らなかったり、キシリアがグラナダから動かなかったことにどんな思惑があったのか分かりづらい。また。軍事上重要な拠点であるソロモンを死守しようという動きではなかった。ギレンとキシリアの対立に、ドズルがわりをくった形。
過去編からギレンとキシリアの対立を要所で描いているのは、こういったザビ家兄妹の関係をわかりやすくするため。
シャアについてはザビ家の確執に何らかの形で絡ませるかも知れない。TVではほとんど描かれていないが、ここを押さえておかないとラストでシャアがキシリアを討つシーンが唐突になってしまう。
「ガンダム」は後半描ききれていない部分がいっぱいあって、観た人がそれぞれ独自解釈できるけれど、それはいいことである反面、シャアやその思想に変な幻想を抱いているひともいる気がする。
彼は決して神秘的なカリスマではない。主義に殉じるような人間でも、論理的な人間でもない。異様な才能を持っていたにも関わらず、母親が殺されたことで復讐への妄執に囚われ人生を誤ったただの男。
スレッガーは動かし易い便利キャラ。ミライとの関係は基本的にはアニメ路線を踏襲する予定。ただサイド6から間が開いたので、読者に思い出してもらえるようなエピは必要かも。
マグネットコーティングを施した機体は再設定した。これ以降デザインを変更するメカはないはず。
モスク・ハン博士は登場する。同じ研究者肌のモスク・ハンとアムロの気が置けない会話はいいアクセントになるかも。ただ、自分が描いたキャラではないのでTV版とはデザインを変えている。
これから先は宇宙戦ばかりなので、墨ベタを沢山塗るしMSもいっぱい出るので気が重い。今時はCGでコピーすることも出来るが、編集長からは手描きを依頼されている。今更これまでのやり方を変えることも出来ないので、オリジンは最後まで手描きで描ききります。