道草備忘録

本サイト安彦良和WORLDとあまり関連のない「道草」的ページ。 SHINJIが時々関心を持ったことを備忘録として記録。

「紀元前1万年」「スピードレーサー」を見た

2009-01-12 17:15:26 | MOVE
「アクトビラ」を利用して2本映画を見てみました。
結論から言いますと、画像は不満のないレベルでキレイでした。垂れ流しのストリーミング方式で見たので、もっと画像が荒いのかと思っていましたが、普通のDVDレベルの画質だったんじゃないかな。流石にハイビジョンレベルや、5.1CH配信になるとデータ量が多すぎるから現状は苦しいでしょうしね。

データ受信もPLCでのLANでありながら、途中止まることもなくスムーズでしたね。ただ、データ転送量が膨大なので、調子に乗って見ていると帯域占有でプロパイダから警告が来る可能性もあるかな~。

レンタル期間は共に48時間。短い!短すぎ!!値段を高めに設定しているくせに、せめて一週間は見れるように改善してもらいたいですね。

今回見た「紀元前1万年」について

シベリア(?)でマンモー狩って暮らす原始人達。ある日現れた「青い目」の少女。娘は南方のムラで外敵に襲われ、生き残った末に彼等の村にたどり着いた。しかし、巫女は「四本脚の悪魔」の襲来を予言する。

数年後、成長した娘と青年の村に「四本脚の悪魔」が襲来する。彼等は捕虜を連れ南へと向かう。生き延びた青年は娘を取り戻すために襲来者を追う。旅の課程で南の部族達が集まり、襲来者達から仲間を取り戻すため力を合わせる。

南へと追ってたどり着いた場所はエジプト。ピラミッド建設の労働力として捕虜は連行されていたわけだ。奴隷達に紛れ工作する青年、君臨する神を倒し、娘を助け出せるのか?といったストーリー。

話的にはありふれた展開で目を見張る部分はありませんでしたけど、CGのマンモー狩りの場面とか、ドードー鳥に襲われる場面とかなかなかドキドキできる部分もありました。ピラミッド建設の場面もCG合成なんでしょうけど、なかなか作り込まれていた感じ。大河を船が渡ってゆく場面や、雄大なパノラマ自然など見どころはいろいろあります。青年(名前忘れた)が旅に出た父親にコンプレックスを抱きつつ、徐々に成長してリーダーになるところもよかった。

残念なのはヒロイン役の娘がちょっと不細工だったところ。ラスト付近の涙流す場面は化粧溶けて流れてたし(笑) 捕虜になった娘に襲来者のリーダーが鞭打つシーンも、手の甲をピシピシと打つだけ。なんじゃそりゃ・・・と見ていたら、その手の甲の傷が後に「しるし」と勘違いされてしまうという、ちょっと無理のある貧弱な伏線に笑い、ラストシーンも巫女婆ちゃんの力で復活しちゃうし、そのあと娘の矢傷もカンジさせない元気ぶりですから、ラストは冷や水ぶっかけられたかのように醒めてしまうエンドでしたね。アレはちょっときつかった。結構ストーリー的にはツッコミどころ多いです。

この物語を見ていて思い出したのは「アポカリプト」これも平和な村が襲われて、生け贄のために連行されていく物語なのだけど、話の流れ的にはよく似ていると思いますね。あとCGはよく出来ていたんですけど、今時CGの使いすぎはいかがなものか?巨大サーベルタイガーとか面白いけど、CGモロでしたし。

でもまあ、粗はあったけど、コンパクトにまとまっていて楽しめる作品でしたね。


「スピードレーサー」について

この作品は「マトリックス」撮った人でしたっけ?日本の昔のアニメ「マッハGO・GO・GO」を実写化したモノ。昔のアニメなのでストーリーは知りませんが、オープニング曲とかは見たことある。でも、この映画はちょっと原色ギラギラで、妙にチープなCGとかがCMで流れていたので、ちょっと敬遠していた部分があります。しかし、どうせたいしたことねーか、と思って見てみると、非常にこれが楽しい映画でした。

ストーリーは、天才レーサーを兄に持つスピード。スピードは子供の頃からレースのことしか頭にない。ある日突然家を出て、悪役レーサーになってしまう兄。兄が変わってしまった理由とは?

兄の事故死以後、成長しレーサーとなったスピードはその天才的な腕前を見込まれ、大企業のオーナーからチームへの誘いを受けるが、思案の末それを拒否。すると手のひらを返したかのような変貌を見せるオーナー。オーナーはスピード一家をレース界から抹殺するため妨害を開始する、といった話。

ストーリーはこれもありがちな展開なんですけど、よくまとまってたと思います。全体に原色ギラギラだったり、CGの多用とチープ感を出したのは、元になったアニメを強く意識した結果だろうと判断します。もっとリアル感を出すことも出来たでしょうけど、あえてアニメチックに作っているんですよね。最初原色ギラギラに違和感がありましたが、途中からカラフルに思えて徐々に世界観に巻き込まれていく感じ。

弟役の子供と、チンパンジーがいい味出しててストーリーを引き立ててましたね。あとヒロインのトリクシー役は土屋アンナ(笑)じゃないけど、凄く似てたね。トリクシーの子役が可愛すぎたので、成長してあんなになってしまうのか・・・と思う部分も。あと、真田広之がちょい役で出てました。ほとんどセリフなかったような・・・。

レース部分はCGなんですけど、これはもう目まぐるしいです。背景が流れライトが滲む描写とか、激しいバトルシーンも見ていて楽しい。主人公のレースへの想いとか、家族の絆とか、Xの正体とか、色々見どころがあって、久々にまた見返したいと思える作品でした。

「アクトビラ」を試す

2009-01-12 16:13:20 | エレクトロニクス
レグザZ7000のポイントを利用して購入したブルーレイ「DIGA-BW830」を使って「アクトビラ」にアクセスしてみました。ちなみに買ったばかりのBW830ですが、既に後継機BW850が発表されております。買ってすぐにって・・・orz

年末に「DIGA-BW830」の品切れが発生した際に、新製品が間もなく発表されると噂されていたのですが、発売日がいつになるかハッキリしないのと、値頃感が出るまで暫くかかることを考慮してBW830を選択したのですが、急な話でちょっとビックリ。

新機種はyoutube利用やワンセグ持ち出しなどの新機能搭載や、現状のモッサリ動作を改善していると思うのですが、あんまり変わってないような気もしますね。ほとんど半年くらいで新機種投入ですから変わりようもないのだろうけど、BW830って失敗作だったのかな・・・? どちらにせよ気分がスッキリしないので、是非ともBW850が出たらファームウェアによるバージョンアップをして、BW830ユーザーを救済してもらいたいものです。

さて、今回は「アクトビラ」の使用感についてです

実はこれ、レグザZ7000からでも利用は出来るのですが、DIGAの方はダウンロードにも対応しているので、今回はDIGA側で利用してみます。LAN回線が今のところ一本しかないんで、Z7000からDIGAへLANを付け替えます。

DIGAリモコンは蓋を開けないとテンキーなどが出てこないのでちょっと使いにくいんですけどね。とりあえず蓋開けて「アクトビラ」ボタンをポチッとな。

「アクトビラ」は電機メーカーなどが集まって運営しているネット・サービスサイトです。目玉はTUTAYAなどの「動画配信」で一々DVDレンタルに行かずとも、自宅に居ながらにしてレンタル&セルが選択できる。また、楽天とかも参加しているし、様々なサービスが用意されているようです。
(※詳しくは公式サイトへ http://actvila.jp/)


さて、今回は一番利用してみたかった「動画配信」を試してみます。
DIGA-BW830を購入すると、今ならキャンペーンで3000円のポインヨがもらえるのでラッキー!タダでお試し出来るじゃん。

【登録作業】

まずはユーザー登録から。実はここが一番敷居が高いかも。
そもそもリモコン操作で文字入力が打ち込みにくい。反応動作がモタモタしているのにもイライラするし、変換は携帯の候補呼び出し機能が必要だと思う。しかも他のボタンを誤って押してしまうと別画面へ入ってしまい、一から打ち直し・・・正直面倒です・・・orz

なにより一番不安なのは、DIGA-BW830やZ7000にセキュリティー機能がないにも関わらず、クレジット番号を打ち込まないとならんところかな。画面上には錠前のロックマークが出ているので暗号化はされていると信じたいのだが・・・これはホントに怖かった。この打ち込んだデータはサーバに記録されるだけで、DIGA本体には記録残ってないですよね??? しかも、パスワード4桁でしか保護されていないような気がしますが・・・ホントに大丈夫ですか???

苦闘の末、登録を完了し、DIGAのキャンペーンコードを入力し、3000ポイントGET!できましたが、ここまでで思ったこと。

1.リモコン操作が打ち込みにくく、間違いやすい。時間もかかって面倒臭い。PCで登録作業できれば安心だし、作業効率もいいと思うのだが・・・公式Webには登録ページが存在しない。何故なのだ??? 事前にWebでIDとパスを発行して、TVやBDでID・パス入力すれば済む話だと思うんだけどなあ~、非常に疑問ですね。

2.クレジットだけでなく、Webマネーなど支払方法は多様化してもらいたい。これは顧客層を広げる意味でも重要だと思うけど、特に現状のセキュリティーではクレカ番号打ち込むのにかなりの勇気がいりますね。

3.アクトビラのページはモタモタした反応。これはハードの能力不足なのかもしれませんけど、モッサリした緩慢な動きはイライラきます。

4.いざ実際に作品リストを開けてみると、たいした作品がなかったという哀しさ。どうやら年末にアクシデントで、データが完全復旧できていない事もあるようですが、これから早急な作品数の充実をしていかないと、顧客が離れていくだけのような・・・

で、今回はポイントがあるので自腹で見る必要はないのですが、「紀元前1万年」と「スピードレーサー」の2本を選択。しかし、レンタルにも関わらず値段が高いですね。600円~700円あまりって、近所に借りに出かければ100~300円くらいだと思うんですけど・・・。

物流費もかからず人件費も抑えられる、データをサーバーにUPして管理する手間暇コストを考えても、店舗構えているよりは安くできると思うんですけど、これはやっぱり利用者が広がらないとどうにもならないんでしょうかね?

アクトビラのコンセプトは面白いんですけど、利用者の利便性をもう少し考えていかないと、普及は難しそう。まずは、かなり面倒な入り口の敷居を取り払う努力をすべきでしょうね。