15世紀のマリア像、ど派手な色で素人が修復=スペイン
【マドリードAFP時事】スペイン北部アストゥリアス自治州のラニャドイロ村にある小さな教会で最近、15世紀のマリア像が派手な色彩で修復され、スペイン各紙の話題をさらっている。修復前は木目がそのままの彫像だったが、今は鮮やかなピンクやスカイブルーで塗られ、殺到する批判に対し、修復した近所の女性マリア・ルイサ・メネンデスさんは「私はプロではない」と地元紙に反論した。
メネンデスさんは教会の責任者の許可を取って修復した。「私はこういう作業が好きだし、私のできる範囲で色を塗った。私にとってはすてきな色だし、近所のみんなも気に入ってくれている」と述べた。
スペインでは2012年にも北東部アラゴン自治州ボルハの教会で、約100年前の古いキリストのフレスコ画を近所の素人の女性が塗りつぶすような修復を行って騒ぎになった。スペイン美術保護協会(ACRE)は「こんなことを繰り返されて誰も気にしないのか。祖先の遺産を目の前で破壊されるのを傍観して、一体どういう社会なのか」と怒りの声明を出した。ボルハの教会は修復で有名になり、観光客が殺到している。(2018/09/09-07:30)
「残念」「あまりに不自然」天空の城に白いコンクリ 補強工事に不満の声 竹田市 [大分県]
滝廉太郎作曲の「荒城の月」のモデルとして知られ、今年の「日本の城ランキング」で5位に選出された大分県竹田市の国史跡「岡城跡」で、石垣の基礎部分に施された白いコンクリートが「名城にはあまりに不自然」と不評を買っている。工事主体の市教育委員会は「風水害で崩落した岩盤補強のために必要だった」と説明するが、地元商店街などからは「もう少し景観に配慮してほしかった」と不満の声が上がっている。
市教委文化財課によると、補強したのは城中心部近くの門「西中仕切」の石垣を支える岩盤。高さ約15メートル、幅4~8メートルにわたり、白いコンクリートが打ち込まれている。2014年10月の台風19号により、岩盤が幅約9メートル、高さ約4・5メートルにわたって崩落。岩盤上の石垣に被害はなかったが、宙に浮いた状態で長期間放置すると崩落の危険性があるとして、専門家の意見を踏まえ補強することにした。文化庁からも事前に許可を得ており、工事は17年12月末に完成した。
地元の「竹田町商店街振興組合」の一人は「石垣だけの城跡で景観を大切にしてきたのに、白いコンクリートがむき出しになって残念。修復は必要だが、目立たないような工夫ができたのではないか」と話す。
これに対し、同課は「石垣を守るためにはこの方法しかなかった」と説明。「つる草が伸び、表面にコケが付けば徐々に目立たなくなる」として新たな修復工事はしない方針だが、相当の時間がかかる上に、どの程度目立たなくなるのかも不透明だ。
岡城は文治元(1185)年に築城されたとされる標高325メートルの山城。「天空の城」と人気を呼んでおり、旅行情報サイト・トリップアドバイザーが実施した「日本の城ランキング2018」では5位に選出されている。上位は姫路城(兵庫県姫路市)などで、天守閣など城郭がない城跡ではトップだった。
=2018/09/12付 西日本新聞朝刊=
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