泣きながら、撤退同盟

このブログの半分は、薄情でできています。。。

祝福

2022-10-05 | アニメっぽい
一応終わったアニメなのですが、
頭がかっ飛んだアニメがありまして

今なにかと世間を騒がしている会社、話題のKADOKAWAのKADOKAWAによるアニメ
邪神ちゃんドロップキック」って言うんですけど



どうせ「違法アップロードされるぐらいなら、硬式が違法アップロードしてやる!!
という謎理論を展開したり
【違法にはできない】邪神ちゃんドロップキックX1話原画入り100分割

【公式】切り抜き邪神ちゃんドロップキック

「違法アップロード切り抜きが合わせて数千万回再生されているのが悔しいので、どこよりも早く公式切り抜きをアップロードします。ぜひチャンネル登録してお待ちください!」


からの、
アニメ「邪神ちゃん」違法アップロードを〝味方〟にし広告費回収 「狂っている」と話題

中小サイズの違法アップロードは月間1000件以上発生していたという。柳瀬氏は「これらを発見し、逐一報告したとしても1円も得ることができない上、管理コストは無限に発生する状態。せっかくこんなに無料で、無尽蔵に邪神ちゃんが広がっていく力があるのであれば、それと戦うのではなくこれらを全て『邪神ちゃんの宣伝』という認識にすればよいのでは?と思いました」と〝敵との共闘〟を考案した。





頭ぶっ飛んでる(内容の)アニメの製作班は、やはり(販売でも)ぶっ飛んでいた

でもまあ、いままで「深夜アニメと言えば円盤頼り(DVDの購入枚数が作品の価値を決めていた)」から、次のビジネスモデルに移行した!
と考えれば、話題性にも事欠かないし
ありかもしれない


それとは対極的な深夜アニメとして


その「タイバニ2期」は4月から放送が始まってんだけど、ネトフリ限定なので
そこまで市中の噂にはなっていないのよね

NHKの「ベストアニメ100」の投票では、見事な組織票で「タイバニ1期」を1位に押し上げた、あのコアなファンは、当然ネトフリ如きは簡単に契約すること間違いないだろうけど、
そうでないライトなファンにとっては
「え、タイバニ2期、始まってんの?」って感じなのよ。


元々「タイバニ1期」は、地上波と同時刻に当時の最新生配信サイトであったUstreamで配信したことで、多くのアニオタ及びnet geekに火が付いた経緯があったというのに、
今回はネトフリ限定でコアなファンしか相手にしないのって、それでいいのかい??バンナム・サンライズさん??

同じように、実質ニコニコ動画が火をつけた形の例の某クソアニメも、ついに「ちゃんとした2期」が10月から始まったんだけど
ニコニコ動画は無い(ニコ生ではある)のよね。
あの、「この西友がどうだ、この展開はクソすぎる!!」とか言いながら(コメントつけながら)見るのが楽しいのに



というこの10月から始まった数多のアニメの中で、やはり一番の話題作はなんといってもこちらかと


10月2日からTBS・MBS系列で日曜の夕方17時から放送が始まりました
機動戦士ガンダム 水星の魔女
『機動戦士ガンダム 水星の魔女』予告PV第二弾


ガンダムなんだから当然モビルスーツはたくさん出てくるのですが、学園もののようです。
いままでも学園もののガンダムはありましたので、その点は不思議ではありません。
ですが、




という、
サンライズお得意のリアルガンダム(MS)を使っての「リアルガンダムファイト」

サンライズお得意の学園もの
の熱い展開
からの



なかなかテンポが良くて、見て居てあっという間に引きこまれます

1話はあのYOASOBIさんの主題歌に依るOPはカットされたのかな、とおもったら
ED部(終わり)にやってきました!

・YOASOBI「祝福」Official Music Video (『機動戦士ガンダム 水星の魔女』オープニングテーマ)


この重低音響く感じ、きらいじゃないです



冒頭、タイバニやクソアニメの話をしましたが、
そのように情報を絞って特定層にだけ共感できるようにするアニメが多い中、
この「水星の魔女」硬式サイトには、
硬式からこのアニメに関する情報提供がいろいろとあったりするので、なおさらこのアニメの世界に浸り込んでしまうのです


硬式サイトの「MUSIC」のコーナーには、

もちろんこのアニメの主題歌であるYOASOBIさんの曲を紹介する箇所が存在するとともに


オープニングテーマ YOASOBI「祝福」原作小説』という
謎な一文があるのです。

なんだこりゃ?


この「水星の魔女」というアニメのプロットというかモチーフというか
この学園に来る前の、「なぜ水星から来たのか?」という前日譚が、簡単にしかも的確に描かれているのです。
(それを元にYOASOBIさんが曲をかいたという)

ですので、この「前日譚」がガンダム目線で主人公の成長に関するお話が書かれているため
この『祝福』という曲も、今後学園生活送るにあたり、様々な困難が襲ってくるであろう主人公のために、ガンダム目線で祝福を祈っている様子が描かれているのです。


この「前日譚」の小説だけでも、この物語世界を理解するためには結構な情報量なのですが、
そしてさらに、硬式からの追加情報として、

「『機動戦士ガンダム 水星の魔女』前日譚「PROLOGUE」の放送が9月25日に」

この前日譚である小説よりも、さらに前日譚にあたるストーリーである「PROLOGUE」が、9月に放送されました。これは今、amebaやバンチャなどといった配信サイトで見ることができます。

ここではとりあえず、ニコニコ動画で貼っておきます


この「PROLOGUE」では、少女は何者なのか、ガンダムとは何なのか、そしてなぜ水星に逃げなければいけなくなったのか
ということが書かれており、無邪気な4歳児と戦争の悲惨さが対極的に描かれています。

そして先ほどの通り、「原作小説」では、少女は水星で何をしていたのか、そしてなぜ学校に行くことになったのかの顛末が端的に書かれていて、
本編のアニメのストーリーの前に、前日譚(プロット)をここまでさらけ出して来るだなんて!
と、硬式からの惜しみない情報の供給に戸惑っております


で、率直な感想なんですが、
今までのガンダムシリーズの多くは、ある意味「ファーストガンダムの呪い」の呪縛にかかっていたことが多かったのです。
たとえば、先日紹介した「種(ガンダムSEED)」「種死(ガンダムSEED Destiny)」は「21世紀の新しいガンダム」として製作されましたが、大まかなプロットはファーストとかZ(ゼータ)ガンダムのなぞりで終わってしまいました。

しかしこの作品は、「ガンダムという記号」さえ用いれば、展開なんてどう転んでもOKだよね?
という意欲作に仕上がっています。
(その「ガンダムという記号」がこの作品でどういう存在なのかについては、「PROLOGUE」で紹介されています)
もちろん、ガンダム作品で良く用いられるモチーフである「ニュータイプ特性」も、その言葉は出てきませんが、見れば分かるようになっています。
そういう縛りがあるという前提を覆さず、でもその「ファーストガンダムの呪い」を吹っ飛ばした展開を見せてくれたことで、まるっきり新しいガンダムになっているのです!
この作品は、ガンダムシリーズを名乗っているのにガンダム主体のストーリーでは無く、重厚な本格SFアニメに仕上がっていますので
見ていて楽しいのです

わたくしめの場合は「本放送1話」→「小説」→「PROOGUE」の順で見てしまったので、ほんとうに衝撃的でした。
さて、今後はどうなるのでしょう?

コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ち。 | トップ | これから凄くなる?! »

コメントを投稿

アニメっぽい」カテゴリの最新記事