お魚三昧生活

鹿児島の定置網で獲れる魚や市場の魚、鹿児島大学総合研究博物館魚類ボランティア(魚ボラ)の事などを紹介します!

シギウナギ再び

2024年08月02日 | 魚ボラ
 今日は仕事終了後、お盆前に水揚げする貝を採ろうと考えていた。ところが今日の仕事が猛暑の中での沖仕事だった為、帰宅してから涼しいクーラーに当たると潜りに行く気力は薄れ、家でゆっくりする事にする。家で体を休めているとお世話になっている深海エビ漁の船員さんから電話が来る。今までに見た事のない珍しい魚が獲れ、持ち帰って来たとの事である。急いで港へ向かう。もしも潜りに行っていたら連絡を受けることが出来なかったので家に居てラッキーであった。港へ向かう途中は魚が何なのか気になり興奮状態で向かう。今年の2月には港へ行く途中にトンネルも開通し、狭いくねくねした道を通らずに以前よりも時間短縮で港へ行くことも出来るようになった。港に着くと私を待っていてくれて魚を見せてもらう。魚を見るとシギウナギである。初めて見た魚と言われていたが、実は私が初めてこの深海エビ船に乗せてもらった時にシギウナギが獲れて(ブログ2017 7.26)驚いた事を思い出す。シギウナギは2個体目となり非常に有難い。とても綺麗な状態で持ち帰って来てくれたので直ぐに大学へ走ろうと考える。魚ボラの先生に連絡をして大学へ向かう。水産学部の先生にも別件で用があったのでそちらから伺った為、大学に着くのが遅くなってしまう。今も標本作業は仮の研究室な為、最初学生が居る研究室へ行き、学生を車に乗せて仮の研究室へ行き標本登録してもらう。直ぐに傷んでしまいそうなシギウナギをとても綺麗な状態で確保して来てもらったので良い状態で標本撮影・登録をすることが出来き、本当に漁師さんに感謝である。昨年、一昨年ともう2年深海エビ船に乗船していない。今年も日曜日は予定が次々と入って来ている。今年こそはまた乗船して面白い魚と出会いたいのだがどうだろうか。
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シギウナギを頂く







シギウナギ
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