日々、土器実測(仮)

発掘された遺物の図化作業メインのお仕事ブログのはずが、日々の徒然・スピ話ばっかりになっちゃってる日記。

デジタル写真

2008年07月13日 | 仕事
写真実測をした事があると書きましたが、アナログとデジタルと両方の写真を
使いました。
これが一長一短なのですが、書き手としては断然アナログがいいですね。
写真実測用の写真の最大のネックは、真ん中、中心付近の濃淡だと思います。
ライティングの関係で真っ黒く、一切何も見えませんと云うものが、かなり。
結局この部分は、現物を通常実測のように書かなくてはならないのですが、
正面ですからそのまま貼り付けても問題はありませんし、端部が見えない事と
比較したら、問題と云う程でもありません。
勿論見えたら、かなり楽ではあるでしょうが。
デジタル写真の場合、こう云った濃淡の微調整も出来るらしく、場所に関わらず、
ほぼ原体も文様も全部が見える状態。
微調整に関しては、これに限った事ではなく、かなり色んな作業が出来るそう
ですが、デジタルの何が書き辛いって、拡大した時の、あの細々した四角形です。
ちっちゃいモザイクみたいな段々だらけで、細かい縄文などは、縄文なのか写真の
拡大の枠なのか、何が何だかと云うぐらいに見辛い。
私はこれが、濃淡以上に書き辛いのですが、他の方はどうなのでしょう。
それに、まあこの写真は実測の為に使うだけだからですが、やっぱり質感と云うか、
感覚として、凄く無機的な感じを受けるのですよね、デジタルだと。
そんな事ないと思われるかもしれませんが、日常的に関わっていると、こう云う
妙な感覚が、研ぎ澄まされて来たりします(笑)。
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