日々、土器実測(仮)

発掘された遺物の図化作業メインのお仕事ブログのはずが、日々の徒然・スピ話ばっかりになっちゃってる日記。

ナデ地獄

2012年03月02日 | 仕事
今日からトレース開始しました。
甕が多いのですが、結構大きく更にナデ調整がほぼ全面に入っているので、細い線をちまちまと引く作業が続きました。
大きいとどうしても線に歪みが出て来るので、単位の中で歪まないよう細心の注意をしましたが、やっぱきつかった……。
手が疲れる前にと朝一で1番大きくナデの多い甕を書きましたが、正解でした。
しかしまだ大きいのが2つ残っています。
週明けに気合で書こ。

今回新しく実測した人の図もトレースもするのですが、トレース前の図面チェックの時点で幾つか気になる点がありました。
調整の範囲とか一応マニュアルがあるのですが、則っていないのですよね。
基本多目に書いてあるので問題ありませんが、本来書くべきところに書かれていなかったりと云うところもあり。
どうも自分の中で範囲が出来ているような感じです。
こう云う事、小さい事でも図面チェックの時にきっちり云って直すようにしないと、ずっと自己流で書かれてしまい後々面倒な事になるのですが、どうして今の担当者はちゃんとチェックしないのかと思います。
誰が書いても一定の基準を満たす為のマニュアルなのですが、意味を成しておりません。
と云うか、最終的なトレースは殆ど私がしているので、困るのは私だけですが……。
これでいいとOKがでているのでしょうから、私はそのままトレースします。
もう何度もこう云う事は申し送ってるのに直らないのですから、それでいんでしょ。
些細な事と思っても、多くの人が同じ作業をする時の基準と云うのは、きっちり守らないと後が大変なんですけどね。
最後まで実測した本人が携わる事だって無きにしも非ず、自分で自分の図に困ったりしら、全く笑えませんぜ。